底冷えのする朝、一気に下がった気温のせいで空気中の水蒸気が樹木で凍結したらしく、辺り一面が霧氷だらけであった。前日とは景色が一変し、どこまでも白い世界が続いていた。
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一面の霧氷 |
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雪が降ると大きな枝などに積もって樹木の一部が白くなるけれど、霧氷の場合は樹木の全ての部分に氷結した霧がまとわり着くので、細すぎて雪が乗らないような小枝の先、幹や枝葉の裏側まで真っ白になり樹木全体が輝くような白になる。
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上から下まで真っ白 |
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雪とは全く異なる雰囲気 |
この日は快晴だったので、どの写真も空の青と霧氷の白ばかり。
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どこまでも続く霧氷の世界 |
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電柱の補強ワイヤーと霧氷 |
霧氷は樹木だけでなく電線をも覆ってしまうが、ワイヤーなどの単純な構造のものは氷の成長がはっきり見えるので面白い。このワイヤーは、夏に成長したつる草の残骸に霧氷が着いていてとても生物っぽい様相を呈していた。