2013年1月5日

秘湯めぐり

家が完成しないまま年が明けたが、今年は何とかしよう。そんな事を考えながら秘湯めぐりへ行って来た」と書いた昨年の年始めのブログであるが、今年も全く同じ日に同じ内容を書いている。行き先も同じなら同行メンバーも同じ、進歩が無いことこのうえなし。

コースが同じなので景色も同じだが、今年は写真だけでも違うものにしよう。

途中のダム湖
山奥のダム湖は、水面が凍結しておりその上に雪が積もっていた。もちろん道路も凍結しており雪まみれである。

ロックフィルダムの上を走る
途中いくつかダム湖があるが、このダムはロックフィルダムである。普通のダムがコンクリートの壁のような構造であるのに対し、ロックフィルダムは砂利を積み上げたような構造であり非常に面白い景観を醸し出している。各地でいろいろなロックフィルダムを見て来たが、一番思い出深いものがこの十勝ダムである。

私が20歳代前半の頃、何を考えていたのか今となっては不明であるが、雪深い真冬の深夜にこのダムを見に行ったのである。当時このダムは工事中であり、まさにロックフィル部分を造っている最中であった。お蔭様でその構造を間近で断面図のように見るという貴重な体験が出来たのである。未完成のダムの中央部を車で走り、後に湖底となる部分を工事車両の間を縫うように走った記憶がある。邪魔なことこの上無しである。今だったら絶対に「関係者以外立ち入り禁止」だろうが、当時は規制が緩かったのか、まさか部外者が通るとは思ってもいなかったからなのかは不明であるが、誰の制止も受けずに入ることが出来たのは大変ラッキーであった。深夜にもかかわらず膨大な数の夜間照明器具が取り付けられ、至る所がライトアップされていたところを考えると、突貫工事だったのかも知れない。

ダム湖に架かる橋
モノトーンの雪景色の中、朱色に輝く橋はとても鮮やかであった。節足動物を思い浮かべるような規則正しく並んだ構造体がとても綺麗だ。急にタラバガニが食べたくなった…。

オジロワシ
 途中、オジロワシ(尾白鷲)が私達の車が珍しいのか、しばらく並んで飛んでいた。写真写りが悪いのでカモメのように見えるが、羽を広げた長さは2m以上ある大型猛禽類である。

鹿飛び出し注意

鹿
「鹿飛び出し注意」の標識の横で、「いつでも飛び出してやるぜ!」と鼻息の荒い鹿がこちらをじっと見ていた。まだ子供なのか、ちょっと小さめの鹿であった。

弱い
弱し
「路肩弱し」 と「路肩弱い」の標識が混在しているのも去年と同じであったが、今年は積雪量が多いせいかどちらも雪に埋没しかけていた。何度見ても使い分けの基準が不明である。

自宅を出発してから約90Km、やっとトムラウシ温泉にたどり着く。今年はタイミング良く、誰も入っていない貸切り状態であったので写真を撮ることが出来た。ラッキー!

内風呂

露天風呂

内風呂

露天風呂

露天風呂

この温泉は入口付近に噴泉塔がある。噴泉塔自体は各所で見られるが、それらの大きさは最大級のもので高さ60cm程度であるのに対し、ここのは1.4mもある。1mを越える噴泉塔は世界的にも珍しいらしい。

源泉掛け流し2時間も入浴し、たっぷり温泉を堪能して帰路に着いたのであった。

 さて、今年こそ家を完成させよう