2018年9月27日

ひまわらない

今年は思うところがあって庭に花の咲く植物を植えたのであった。どうせちゃんと育てられないだろうなと、特に期待もせずに種を撒いたのであるが、驚いたことに10本以上もニョキニョキと伸びてきたのであった。

今年は天候不順が続いていたせいもあって、成長はあまり芳しくなかったが、時々思い出したように(本当に何度もすっかり忘れてた)その成長を眺めていたのである。

そうして8月も終わりに近付いた頃から、いくつかの花が咲くようになった。びっくりである。


本当に咲いた!
茎が十分太くなり背丈も170cmを超えて大きな花が咲いたのである。ところが、同じ場所に同じ種から育ったもうひとつの方は様子が異なっていた。それは…、
いったい何個の花を咲かせるつもりなのか…
一本の茎から大量の花が咲いたのである。開花前から変だと思っていた。だって蕾のようなものが十数個もついていたからである。

突然変異なのか?どこかで間違っちゃったのか?たくさん咲かせなきゃと頑張ってみたのか?

私は長い人生の中で複数の花が咲くひまわりを見たことが無いからである。不思議な花だなと関心しておたが、よく考えてみるとそれほどちゃんとひまわりを観察したことも無かったので、これまで目撃していた可能性は捨て切れないな…。

人に聞いてみると、ひまわりには2種類あって、一つしか花が咲かないものと多くの花をつけるものがあるということであった。ネットで調べても同じことが書かれてあった。そっか、私が知らなかっただけなのか…。

なんか変…
と、ここまでは良かったのだが、それでも何か釈然としない違和感のようなものを感じていた。そして写真を撮ってみて気付いたのである。そう、この花々は陽の光の中で逆光で写っているのである。

部屋から良く見える北向きに咲くひまわり
ひまわりが逆光、つまり北に向いて花が咲いているのである。

向日葵、ヒマワリ、ひまわり……、ひまわっていないじゃないか…。

家の南側にある庭なので、ある意味ちょうど良かったというべきかも知れないけど…。