我が家の周囲の畑では牧草の刈り取り作業も一段落したこともあり、いつもにも増して静寂が漂うのであった。そんな中、庭を散歩していると不意に視線を感じたのでそちらの方向を見ると、そこには庭に侵入を試みる若い鹿がこっちを見ていた。
庭先でばったり出会う鹿 |
仲間を呼ぶ鹿とゲンヤー号の荷台 |
しばらくお見合い状態だったが、相手は逃げる訳でもなく、かと言って尻尾を振ってすり寄って来ることも無い。 数分間のにらめっこのあと、こいつが「ピューぃ」と鳴いたかと思ったら、仲間を呼んだのかどうか知らないが横から別の子鹿が現れたのであった。
二頭 |
草の伸びも早いが、木々の茂りも盛んである。そしてダニ類も活発に行動しているので油断ならない。草刈り時も私は首や襟元、足元に気を付けて注意深く行っているが、ロプノールは鹿を追いかけて茂みの中や森の中を走り回るのである。そして、当然のようにダニを引き連れてのご帰還である。
新兵器! |
バールのような物 |
それは、家屋に侵入したりATMをぶっ壊したりする時に大活躍するらしい「バールのようなモノ」である。ただし私が購入したものは、その道の専門家達が使う物とは大きさが全然違うのである。まあその目的も違うので何ら問題は無いのだが、その大きさは短辺が13mm、長辺が135mmというピンセット位の大きさである。こんな小さいバールが何の役に立つのだろう?まさか釘を抜くのに使うのだろうか?
まあそんなことはどうでも良くて、私がこれを買ったのはダニ取りに使えそうな気がしたからである。先端の楔の大きさといいその形といい、まさにダニのお腹を挟んで捻り取るのに丁度良い感じだったのである。
半信半疑で試してみると、これが面白いように取れるのである。 ロプノールの肌についているダニのお腹辺りに先っちょのV字を差し込み、柄の部分をクルクル回すとスッとダニが取れるのである。ピンセットより数段楽に取れる。特にロプノールの場合は毛足が長いのでピンセットに絡まってしまってダニを捻りにくいのである。しかし、これだと毛が絡まずダニだけが回ってくれるのである。
108円のダニ捕獲器、なかなか良い買い物だったなぁ。