2011年6月2日

 不動産の売買契約

私達が欲しいのは土地そのものと周りを囲む森だけであり、付属する家屋などの居住痕跡物は不要であった。しかし、当然ながら売り主としては土地だけ売る訳にも行かず、また家屋にも相当の対価を希望しており双方の金額には3倍近い開きがあった。何度も交渉をしたが金額の折り合いが付かず、最終的には売り主の言い値に近い金額での契約となった。まぁ、仕方が無い。

次の問題は、土地の「地目」が「農地」であったため、一般人である我々にはそのままの形では購入出来ない。普通の不動産売買であれば、不動産屋さんに実印と印鑑証明とお金を払えばすぐにでも自分のものになるのだが、農地を買うにはなかなか大変な作業が必要であった。

どれだけ大変であったかはここに書くのも大変なので省略。これに比べればその後の不動産登記に関する手続きなど至って簡単なので、司法書士に頼むこともせずに自分で法務局へ行ってちゃっちゃと済ませてしまった程である。

もちろん、地目変更に比べれば不動産登記の方が簡単であったというだけの話であり、登記手続き初体験の私の相手をしてくれた法務局は大変だったに違い無い。