2011年6月2日

土地の付属品(3)

空いている土地に新築の家を建てることも検討したけれど、当然ながら古い家は景色の良い場所に建っているので、これが残っていると邪魔になる。

築29年とは言え、基礎がかなり丈夫でヒビ一つ無いし造りもしっかりしている。このまま住むのは嫌だけど、壊してしまうのも勿体無い。随分悩んだ結果、自分でリフォームしようと思い付く。もちろんただの思い付きであり、大工や解体の経験や技量がある訳では無い。

でも、ここにあるものは全て自分の所有物であり何をしても誰からも文句を言われることは無い。ここは思う存分にチャレンジしてみることにした。

まずは壁である。何故壁かと言うと、他の部分は歯が立たなかったのである。構造がさっぱりわからない上に、道具がハンマーだけである。とりあえずリビングの壁をぶち破った。

ボコッと穴が開いた壁は数ヵ月経った今でもそのままだ。

中から「間柱」とか「石膏ボード」とかが出て来たんだけど、それ以上分解する方法が分からないからだ。引っ張っても叩いてもどうにもならない。廊下の壁も試みたが、結果は同じであった。


そんな訳で、家中の壁に穴が開いただけの状態になってしまったので、リフォームを敢行するしか無い状態だよん。