小さく見えるが、巨大な積み重ね土管 |
いつまで経ってもじゃまな土管 |
牛舎跡の横に積み上げられている、謎の土管。直径が1m以上もある巨大な土管である。これが何故だか2つが重なった状態で積み上げてある。もちろん、人力ではびくともしない。持ち上げるためにはクレーン(荷揚げ機械)でも無ければ動かせないし、もちろんそんな物は持っていない。
レンタル屋で借りるにしても、それを運ぶトラックを借りるかクレーン付きトラックを借りるしか無い。しかし、クレーンを手配する時間や労力に対して、作業は恐らく10分もかからないであろう。そんな簡単な作業のためだけにクレーンを借りるのも馬鹿馬鹿しい。かと言って、クレーンが無ければどうしようもない。
去年の春、ちょうど小屋を建てている頃だった。小屋作りをしながらふと外を見ると、なんと言うことでしょう、クレーン付きの大型トラックがこの土管の隣に停車しているではありませんか!
ずっとクレーンの事ばかり考えていたので、幻覚か夢でもみているのかと思った。
運転手もそばにいたので話を聞いてみると、どうやら隣接する畑の中で作業している大型機械を運ぶために待機しているらしかった。まあ、どんな理由でそこにいるのか知ったことではないが、これは千載一遇のチャンスではないか!
厚かましい私は、運転手にこの土管を移動させる相談を持ちかけてみた。すると、この運転手はとても親切な人で、快く依頼を引き受けてくれた上に土管の配置にまで気を遣って移動してくれたのである。あっと言う間の出来事であった。
上下の土管を左右に分けて配置 |
この位置にクレーン付き大型トラックが停車していた |
後日、この土管にはヒマワリやスイートコーンが植えられ、秋に無事収穫された。
なんて好運なんだ!