それでも、目につき易い場所や通路などは頑張って刈り取るが、そうでない場所はどうしても手が回らないのである。特に西側にある20m×30m程のエリアは、元々畑であった場所らしく雑草の成育具合が著しく良い。苅っても苅ってもあっと言う間に草ボーボーなので手を拱いていた。
北海道は大規模農業なので、使用する機械もかなり大型のものばかりである。巨大な爪を持った機械や、ブルドーザーのような機械で一気に畑を耕している。ああ、あんな機械があれば、こんな雑草の生えた土地なんてあっと言う間に綺麗になるのになと、ため息をついていた。
ある日ふと雑草の生い茂る辺りを見ていたら、うってつけの大型機械がすぐそばに止まっているのである。夢でも見ているのかと思う程、都合の良い現れ方だった。
この巨大爪で地面を掘り起こしてくれた |
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