2012年4月23日

離陸せず(3)

このタイトルで3話も続くとは思わなかった。
相変わらず浮いたままの基礎と土台であるが、これ以上離れることも無かったので安心して雪解けを待っていた。気温が上昇すれば凍上(とうじょう:地下の凍結により地面が上昇すること)も解消され、土台の足が元通りに基礎へ着陸(?)する予定だった。

本来基礎の上にあるべき足は、浮いてしまっているために足が基礎石をぶら下げている状態になっている。あまりにも変なので基礎と足を接続しているボルトを緩めて、基礎石だけでも着地させておいた。

浮きっぱなしの基礎と土台の足
ボルトを緩めていると、浮いている足が一本では無いことに気付く。さらに良く見るともっと多くの足が基礎から浮いている。この小屋は全部で6本の足がそれぞれの基礎に乗って地面に接しているという構造なのだが、浮いている足の数を数えてみると…。

南側の全ての足が浮いている
北側も全ての足が浮いている

6本共浮いている!なんということだ、全ての足が基礎から浮いているではないか!

え?

どうやってこの小屋は立っているんだろう?まさか本当に離陸中なのか?

もちろんそんな訳は無く、床の補強のために床下に入れた束が床を持ち上げている状態であった。束は地面に固定されておらず、地面の上に置いただけの状態である。そんな曲芸のような状態でこの小屋はなんとかバランスを取って立っているというのが実情であった。

床下の束群(昨年の工事風景)

大丈夫なのか?