CADの助けを借りて設計が完了した家の部品であるが、飛んで行きそうになっていた小屋の心配をしながらも先週から作り始め今週完成した。
前回、その武骨なデザインに文句をたれていた私であるが、このように役立つ機械であるのは疑いようの無い事実である。
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斜めにセットされた板に穴を開ける |
この角度で正確に穴を開ける作業だが、この機械が無ければ不可能だと思う。
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斜めの角度で板へ一直線 |
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この線通りに、下部の角に向かって掘削 |
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正確無比 |
こうして開けられた穴を使って、ネジ釘を打ち込むと
ぴったり狙った位置に顔を出してくれる。穴の角度と位置が正確である証拠だ。こんな穴を斜め38.5度で正確に開けるなんてのは、私には逆立ちしても無理だ。まぁ逆立ちして開けられたら、それはそれで別の職業に就けそうだが…。
ターゲットの中心に下穴を開けて、先程の部品を取り付けると
こんな状態で取り付けられる。穴の位置の正確さもさることながら、実はこの組み付けの精度も先程の武骨な機械のお蔭なのである。その正確さとは、
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前後方向 |
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左右方向 |
まずまずの精度で組み上がっている。作った本人が一番びっくりであった。このブッサイクな機械は値段も驚きなのである。これだけ役に立つ立派な機械なのに、送料込み、税込みでたったの8,400円。おまけに5段変速で固定バイスも付属する優れものである。いやー、買って良かったよ。
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上から見た図 |
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横から見た図 |
これを何度か繰り返すと、
なんと言うことでしょう、階段が出現したではありませんか。それも部屋のド真中に…。空間の魔術師、動線の匠が見たら腰を抜かして飽きれるような設計である。ははは。
まあそんな細かいことは気にしないので、このまま作業を続ける。
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2階の床を切る |
次に2階の床をばっさりと切り取る。床を切っているときは半信半疑であったが、うまい具合に階段の最上段の位置に開口部が出来た。これで階段の完成である。2階の部屋も中途半端な位置に階段の開口部が出来たので非常に邪魔で危険である。
何もしなければ有効に使えていた空間が、私の手に掛かるとあっと言う間に無くなっていく。「空間の浪費家」の真骨頂である(うそ)。
まあ確かに邪魔な階段になってしまったので、前回予告した機械を取り付けて解決を計ることにした。それは、跳ね上げ式階段。
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謎のロープと浮き上がる階段 |
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前回登場した謎の機械(位置は仮設)
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グイーーーン! |
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385Kgまで耐えられるそうだ |
このウインチを巻き上げると、階段が天井に向かって上昇するのである。普段は部屋の真中で非常に邪魔な存在の階段も、ウインチを回せばあっと言う間に目の前から消える。忍者屋敷もびっくりである。
自分達だけさっさと2階にあがり階段を上げてしまえば、2階へ移動する手段を封じ込めるのでいざと言うときに役に立つであろう。国税局に家宅捜索された時とか…。