10月に天井作り作業に着手してからというもの、来る日も来る日もただひたすら天井を作っていた。
天井の総面積は約60畳、2階部分の無い屋根裏が見えている面積だけでも36畳ある。張り付ける板の大きさがちょうど畳一枚分の大きさ、つまり最低でも36枚もの板を切って持ち上げて張って行かなければならないのであった。
梁の補強工事を行い、必要なところには骨組みを作り、梁や柱を避けるために板に切り欠きを入れ、これを持ち上げて天井となる。その後はその上に二重の断熱構造を作成してやっと1枚分が完成という非常に手間のかかる作業であった。
骨組みを作る |
骨組みとその上の屋根裏の様子 |
天井を張り終えたところ |
手間がかかる半面、作業自体は変化に乏しい非常に単純な作業の連続でもあった。何度も測り直したり切り直したり張り直したりと、手直しの回数も多いため一日で1枚から2枚、多くても3枚張るのがやっとというスローペースであった。
屋根裏がむき出しのままの状態で10月が終り、11月末にやっと36枚の板を張り終え、これで室内と外気が遮断された状態になったのである。これまでは、屋根裏の通風口から外気が吹き込み放題であり、また室内が太陽熱で温められてもその温もりはやはり屋根裏通気口を通って逃げ放題の状態であり、室温=外気温という状態だったのである。
気温が氷点下になる前にとりあえず作業が終了して良かった…。