2013年1月19日

お年玉2013 (2)


毎年この時期になると北海道電力から「土地使用料」が振り込まれる。我が家は敷地内に3本の電信柱があり、毎年高額(ウソ)の使用料を稼ぎ出してくれるまさに「稼ぎ柱」なのである。

2009年に会社を辞めてからと言うものの、働く間を惜しんで全力で遊んでいるので私の収入はこれが全てである。この振り込まれた金額を月々の電気料金として支払に当てているので、1年間をかけて同じお金が我が家と北海道電力の間を行ったり来たりして減りも増えもしないという、世界最小規模のミクロ経済を構築している。素晴らしい!

土地使用料の口座振り込みに関する通知書

なぜこの時期に振り込まれるのかは知らないが、前年中に支払った電気代がまるでお年玉のようにもらえるので、大変嬉しいのである。わ〜い!

念のために各月の請求額を計算してみた。左の数字は月。
  1.  1KWh未満 310円 消費税15円 合計 325円
  2.  1KWh未満 310円 消費税15円 合計 325円
  3.  1KWh        638円 消費税31円 合計 669円
  4.  1KWh        638円 消費税31円 合計 669円
  5.  1KWh        638円 消費税31円 合計 669円
  6.  1KWh未満 310円 消費税15円 合計 325円
  7.  1KWh        638円 消費税31円 合計 669円
  8.  3KWh        674円 消費税33円 合計 707円
  9.  3KWh        674円 消費税33円 合計 707円
  10.  10KWh      796円 消費税39円 合計 835円
  11.  8KWh        758円 消費税37円 合計 795円
  12.  7KWh        723円 消費税36円 合計 759円

合計 7,454円

が〜ん!収入が6,000円しかないので支出の方が多いではないか…。もう1本電柱を立てるか…。

でも、こうやって電気使用料を見ていると、1月2月は寒くてほとんど作業していないのがわかるし、3月から気温が上がって階段を作ったりしていたのがわかる。夏は夏で暑いからと言いながら大して働いていないのがバレているし、10月から必死で天井を作り始めたのがわかる。6月はあの機械で稿塊を作っていたので、建築現場にはあまりいなかったようだ。

ちなみに、この電気使用契約は工事現場ではあるものの家屋が建っているので仮設電力の契約では無くいわゆる本契約を行っている。従って、料金も従量制だし単価も一般家庭となんら変わることはない。おまけに使用量が1KWh未満の場合は基本料金が半額になる恩恵も受けられる。

家が完成して住み始めると使用電力は大幅に増えることになると思うが、新兵器導入でこれを何とか制御してみようと考えている。新兵器は現在作成中である。

2013年1月18日

お年玉2013 (1)


それはトレーラーに乗って我が家に突然やって来た。
スノーモービル
近所の人が「不要になったのでよかったらどうぞ」と言って私達にくれたのである。それはガレージの中でちゃんと保管されており、型は古いものの定期的にメンテナンスされたものであった。普通なら自力で引き取りに行くのが正しい行動だと思われるが、トレーラーを牽引する術を持たない私達のために我が家まで運搬してくれた上に、今後のためにとトレーラー自体もくださった。どうもありがとうございます!

こうして我が家に冬の必需品であるスノーモービル(運搬用トレーラー付き)がやって来たのであった。

自宅サーキット
早速、敷地内のサーキットでテスト走行を行い、運転感覚が分かった頃に高速走行テストを行った。

サーキットを出て
100m先の出口へ向かう
姿が見えなくなって

爆音と共に戻って来た

アクセルをひねると、あっと言う間に50Km/hを越える。排気音が相当うるさいけれど、この音が届く範囲に誰も住んでいないので気楽なものである。

暢気な私達は、家を作るのもそっちのけで一日中スノーモービルで遊んでいたのであった。

2013年1月11日

ひよこが乗っています

先日、運転しながらふと前を見ると違和感たっぷりの車が走っていた。

あやしい車
近付いて見ると、後部に「ひよこが乗っています」と書かれてあ

「…」
「ひよこ」は知っている。おそらく鶏の幼鳥のことであり、ピーピー鳴く小さな生物のことであろう。「乗っています」も意味わかる。車の中に積載されており、荷物とは一線を画した存在であるということであろう。ただ、車の後ろにこんなセリフが書かれている理由およびその目的がわからない。

「子供が乗っています」「ペットが乗っています」という単なる自己満足範疇を越えない意味の無いセリフの一種なのか?はたまた、「競争馬運搬中」という実利的な意味合いを表す何かなのであろうか?

後部座席のガラス窓部分は不透明で太陽光の侵入を防いでいる様子である。でもヒヨコって直射日光に弱い訳は無いし、よく分からないな。

謎な車は謎を謎のままにして走り去ってしまったので真意(深意か?)はわからずじまいであった。

ネットで検索してみると幾つかの目撃記事と画像がヒットし、やっと「ひよこ」の意味が分った。また、 「ひよこが乗っていませんでした」バージョンも存在することが分かり、なんだかとても満足しました。

う〜ん、オチが無いな。

2013年1月5日

秘湯めぐり

家が完成しないまま年が明けたが、今年は何とかしよう。そんな事を考えながら秘湯めぐりへ行って来た」と書いた昨年の年始めのブログであるが、今年も全く同じ日に同じ内容を書いている。行き先も同じなら同行メンバーも同じ、進歩が無いことこのうえなし。

コースが同じなので景色も同じだが、今年は写真だけでも違うものにしよう。

途中のダム湖
山奥のダム湖は、水面が凍結しておりその上に雪が積もっていた。もちろん道路も凍結しており雪まみれである。

ロックフィルダムの上を走る
途中いくつかダム湖があるが、このダムはロックフィルダムである。普通のダムがコンクリートの壁のような構造であるのに対し、ロックフィルダムは砂利を積み上げたような構造であり非常に面白い景観を醸し出している。各地でいろいろなロックフィルダムを見て来たが、一番思い出深いものがこの十勝ダムである。

私が20歳代前半の頃、何を考えていたのか今となっては不明であるが、雪深い真冬の深夜にこのダムを見に行ったのである。当時このダムは工事中であり、まさにロックフィル部分を造っている最中であった。お蔭様でその構造を間近で断面図のように見るという貴重な体験が出来たのである。未完成のダムの中央部を車で走り、後に湖底となる部分を工事車両の間を縫うように走った記憶がある。邪魔なことこの上無しである。今だったら絶対に「関係者以外立ち入り禁止」だろうが、当時は規制が緩かったのか、まさか部外者が通るとは思ってもいなかったからなのかは不明であるが、誰の制止も受けずに入ることが出来たのは大変ラッキーであった。深夜にもかかわらず膨大な数の夜間照明器具が取り付けられ、至る所がライトアップされていたところを考えると、突貫工事だったのかも知れない。

ダム湖に架かる橋
モノトーンの雪景色の中、朱色に輝く橋はとても鮮やかであった。節足動物を思い浮かべるような規則正しく並んだ構造体がとても綺麗だ。急にタラバガニが食べたくなった…。

オジロワシ
 途中、オジロワシ(尾白鷲)が私達の車が珍しいのか、しばらく並んで飛んでいた。写真写りが悪いのでカモメのように見えるが、羽を広げた長さは2m以上ある大型猛禽類である。

鹿飛び出し注意

鹿
「鹿飛び出し注意」の標識の横で、「いつでも飛び出してやるぜ!」と鼻息の荒い鹿がこちらをじっと見ていた。まだ子供なのか、ちょっと小さめの鹿であった。

弱い
弱し
「路肩弱し」 と「路肩弱い」の標識が混在しているのも去年と同じであったが、今年は積雪量が多いせいかどちらも雪に埋没しかけていた。何度見ても使い分けの基準が不明である。

自宅を出発してから約90Km、やっとトムラウシ温泉にたどり着く。今年はタイミング良く、誰も入っていない貸切り状態であったので写真を撮ることが出来た。ラッキー!

内風呂

露天風呂

内風呂

露天風呂

露天風呂

この温泉は入口付近に噴泉塔がある。噴泉塔自体は各所で見られるが、それらの大きさは最大級のもので高さ60cm程度であるのに対し、ここのは1.4mもある。1mを越える噴泉塔は世界的にも珍しいらしい。

源泉掛け流し2時間も入浴し、たっぷり温泉を堪能して帰路に着いたのであった。

 さて、今年こそ家を完成させよう