今年の夏もイベントが盛り沢山であった。旧友も遊びに来てくれたし、町内の滑走路ではドラッグレースも行われた。熱気球に乗って大空を飛び、我が家を上空から眺めることも出来た。3年間も建築中の我が家とは違い、楽しい時間は着々と、そしてあっと言う間に過ぎ去って行った
楽しいこともやって来るが、そうでないモノも来るのである。
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こんな道路の上に |
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こんな足跡を残して |
どこかで見覚えのある足跡である。そう、歓迎すべきではないものだ。この足跡の先は、これも見覚えのある風景である。
そう、我が家の敷地の入口付近である。昨年は隣接する森から隣のトウモロコシ畑へ出没したヒグマだが、今年は春の森林
伐採で無くなってしまった森の跡を避け、あろうことか町道を堂々と通って我が家の敷地を横切りトウモロコシを食べに来たのであった。
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好き勝手に |
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食べ放題 |
連絡するとすぐさま役場の人が来てくれた。翌日は猟友会の人も来てくれたが、ヒグマも来てくれた。
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翌日の足跡 |
どうやら、ここ一週間程頻繁にやって来ているらしい。時間差があるとは言え、同じ空間をヒグマと私達が共有しているのである。
我が家の敷地には、ヒグマの足跡を確認するための簡単なトラップが仕掛けられた。そして、私達はそれを確認しながら建築現場に入る毎日なのであった。
あと半月程でトウモロコシは収穫される。そうすれば昨年同様、もうヒグマがやって来ることも無い。仕方が無い、しばらく共存するか…。