我が家の壁は漆喰と呼ばれる塗り壁である。なぜ塗り壁なのかと言うと、それは壁がワラで出来ているからである。一般的にはストローベイルハウス等と呼ばれているものであり、ワラを圧縮したブロックのようなものを積み上げて壁構造としているのである。
ワラでできた壁 |
そこに漆喰を塗っていくのだが、これが一筋縄ではいかないやっかいな代物なのである。外気温が低いと水とうまく反応しないし、ましてや氷点下ともなれば全く手も足も出ない。そんな訳で冬の間は建設作業が全く停止しており、全力で冬眠生活を満喫していたのであった。
やがて春になったのであるが、外気温がまだまだ低い。多少暖かい日もあったが、この地域では油断出来ない季節が続いていたのであった。グダグダと言い訳をしながら遊んでいる内に、春が終り夏がやって来た。日に日に気温が上がり、とうとう天気予報が今年の最高気温を記録しそうだという7月下旬、やっと重い腰を上げて壁塗り作業を再開したの であった。
漆喰を練る |
ひたすら塗る |
仕上げ塗りと照明 |
まあ、このためだけに面倒なワラ積みや漆喰塗りをしていると言っても過言では無い。乾燥が進むにつれ、色味もグレーから白に変化し照明の反射もより美しくなる。
という訳で、今年は7月29日が仕事始めとなり遅々として家作りは進んでいないのであった。