2016年1月4日

空記号

先日、まっすぐな道路を走っている時だった、前方上空に何やら怪しげな物体が飛行していたのであった。おそらく飛行機だろうとは思ったのだが、その挙動があまりにも変だったのである。

そいつは旋回を始めたかと思うと、そのまま同高度を保ったまま旋回を続けているのである。何をしているんだろうと思っていると、さらにもう一機が近づいて来てその旋回を横切るように飛行したのである。そいつは上空に描かれた大円を通過する素振りを見せながら、その円周上で向きを変え、2機による空中追いかけっこが始まった。

残念なことに、私は一人で高速道路を運転中だったのでその瞬間を撮影することは出来なかったのである。また、そのとき高速道路は山道に入りかけていたので、すぐに高速道路を下りてもさっきの景色が見える保証は無い。仕方が無いので道路の位置、出口の情報、地形などを適当に考慮しながら20分後に高速道路をおりた。

撮影場所を探しながら走っていると、軌跡がどんどん薄くなっていくのがわかる。急がなきゃと思いながらもなかなか良い場所が見つからない。このまま消えてしまうよりは、適当な場所で撮影した方が良いと思い、川沿いの防風林手前で停車。

空に8の字の軌跡
∞なのか、8なのか、それとも&なのか?
この奇妙な模様は、おそらく自衛隊が模擬空中戦の練習か何かをしていたんではないだろうか?飛行機雲がかなりはっきりしていることからジェット機だと思われるし、旋回の回数もかなり多かったので民間機では無いはずだ。そもそもあんなに接近したら航路便だと完全なニアミスだろうし、国籍不明機の侵入であれば、もっと領空侵犯直後で迎え撃つはずである。

誰も走っていないのんびりとした高速道路だったと言えど、そんなことを考えながらずっと上空の様子を眺め続けながら走れるって凄いことだな…。