さて、
空記号も見終わったので本来の目的地へと向かう(
続編だったのか…?)と、建造物は非常に大きいせいで到着のずっと手前からその姿を見ることが出来る。
|
遠くからでも見える |
近付いてみると、広大な平原の中にそいつは建っている。その姿形は普通の建造物とは大きく異なり、一種異様な風貌を呈している。
|
紅白の倉庫もどき |
|
酪農地帯のD型倉庫っぽいが、はるかにデカい |
横の建物は、そのてっぺんにレーダーと各種のアンテナ(送受信の双方向)がある。建物自体は5階建てなのだが、隣の倉庫のようなものがあまりにも大きいので、建物は小さく見えてしまう。
|
アンテナ群 |
|
5階建て |
入口に回ってみると、そこはいつものように「立入禁止」である。まったくもって立入禁止場所ばかり訪れる私であるが、まあ用事があったので仕方ない。
|
立入禁止 |
この倉庫のようなものは、
JAXA(宇宙航空研究開発機構)の施設である。名前を航空宇宙実験場という。
|
珍しい7角形の建物 |
|
管制塔 |
敷地の中に入ってみると遠くに管制塔が見える。その奥に滑走路があり、実験用航空機、実験用ヘリコプタを用いた飛行実験や、大気球による宇宙科学実験など、様々な実験が行われている。今も滑走路は延長工事中であり、将来は4000m級の滑走距離が必要な機材を用いた実験が行えるようになるということであった。
さて、ここへ何をしに行ったのかと言うと、2003年5月9日にJAXAがMUSES-Cという探査ロケットを打ち上げ、2005年11月に目的地である小惑星イトカワに着陸させた際に、私の名前が書かれた金属プレートを小惑星の表面へ打ち込んでくれたのである。お陰様で私の名札は今も小惑星と共に宇宙を漂っているのである。
今回はそのお礼に行った…、訳では無い。他の用事で行ったのである。
つづく (え?)