訪れる前の印象とは随分異なり、なんだかおしゃれな雰囲気がたっぷりであった。最近のこの手の施設って色々趣向が施してあるんだなと感心していると、この建物の設計者が居合わせたので聞いてみたところ、築15年の施設だということであった。意外と古いな…。
その時代背景を考えてみると、バブルに踊らされて作ってしまった訳でも無さそうである。それに良く見ると各所にコストを意識した設計になっている。基本的なコンセプトは良く分からなかったが、なかなか地に足が着いた地道な設計施工のようだ。
建物の中から見た中庭 |
建物自体は中庭を擁する外周部分に研修室、宿泊施設、ホールなどが配置され、レストランも併設されている2階建てである。構造自体がおしゃれなんだ。部分的に鉄骨が剥き出しになっている所もあるが、周囲の木目と色調を合わせて塗装されており、ここにも地道なコストダウンがはかられていた(本当に安いかどうかは知らん)。
謎の外向き長テーブルと椅子群 |
ホール |
世の中には未発表・未公表の建造物が少なく無いが、中には興味をそそられるものもある。今回の建物もその一種だったように思う。今後のためにこの施設を見学したのだが、とても役に立った気がする。
今後?それはまたいずれ。