2018年2月26日

福祉施設

先日、とある福祉施設の中を拝見する機会があり、そこでなかなか興味深いものを見つけたのである。

それは、フローリング張りの大きなホールの隅に設置されていたキッチンの流し台であった。それ自体はごくありふれた普通の流し台であったのだが、その構造が面白かったのである。

なんと可動式のキッチンだったのである。

キッチン流し台
 この流し台の底を覗いてみると、

底に何かが見える…
 さらに近付いて見ると

配管類が見える
床からGネジの配管とボールバルブでフレキシブルパイプを接続しているのである。これが何を意味するかと言えば、バルブは手で簡単に締まる。さらにGネジなのでパッキンを挿んでいる構造だから、再接続時にシール作業が不要である。つまり緩めて締めるだけである。排水管がはっきり見えなかったが、差し込み式なので、こちらも素人作業で抜き差し可能である。

最初、これが可動式だと聞いたときは、きっとボールジョイントなどの専用接続具を使っているのだと思っていたが、普通に入手可能な水道工事器具だけで実現しているとは思いもしなかった。これだと移設時に業者に依頼すること無く、一般職員の手で作業可能だ、すごい!

そもそもこの福祉施設を訪れた目的は…、えっと何だっけ?

私はこの施設を訪れる一行に成り行きで同行しただけで、ここが何処で誰が何の目的で見学したのか、全然理解していませんでした、ははは。

邪魔はしなかったと思うけど、自信は無い…。

それにしても、このアイデアは今後のために大変役立ちました。