夕方にかけ、一気に気温が下がっては来るが、やはり風さえ無ければ比較的軽装で散歩に行っても寒さをあまり感じないで済むのである。さらに、穏やかな天候の夕刻などは、しばしば息を飲むような美しい景色が目の前に現れるのである。
夕日が山肌をかすめるように沈んで行く |
部分的サンピラー? |
夕日が沈むにつれ、山の向こう側から手前の山を照らし出す格好になった太陽光は、その影をこの雲に映し出している。まるで、天空の幕に光を当てて影絵を楽しんでいるかのようである。
まあ、それを裏側から見てるわけなんだけどね…。
シルエット |
雲の位置、山との距離、太陽の角度からその拡大率は決定されるので計算するのは難しくは無い。しかし、そんなことをするより、ただ単に「大きな影絵だなー!」と感心しておくのが、この景色の正しい楽しみ方かも知れないな。
さらにジェット機雲 |
シルエットが最大になったタイミングで、澄み切った青空に飛行機雲を描きながら、まさに山のてっぺんを一機のジェット機が横切って行った。
どこの飛行機だろう?航空機は識別信号を発信しながら飛行しているので、それを受信してみると…
Aircraft type (B77L) Boeing 777-FB5Registration HL8044LAX to ICN Los Angeles to Seoul
Calibrated altitude 35,000 ft
へー、高度10,660メートルか…。
あの飛行機からは、この景色がどのように見えているんだろうか?
あの飛行機からは、この景色がどのように見えているんだろうか?