昨年は北側の広大な森林が伐採されたが、今年は東側の森の伐採が始まったのである。
北側の伐採は、冬期の風向きが微妙に変化して雪の吹き溜まりが出来易くなるなど、あまり好ましい変化では無かったのだが、東側の伐採はどちらかと言えば歓迎すべきものであった。
この辺りでは年間を通して西風が多く、時々北風が吹くといった具合なので、東側の森が無くなったところで生活に大きな変化は無い。それどころか、その森が遮っていた風景が良く見えるようになるという嬉しい副次的な恩恵がある。
それは、
我が家の東側に見えるはずの阿寒富士 |
雄阿寒岳、雌阿寒岳、阿寒富士の3つが我が家の東側に位置するのだが、我が家とこの山々との間にはやや標高の高い場所に森があり、そのせいでさっぱり見えないのである。
冬になると、落葉のせいで森に隙間が出来るせいなのか、なんとなくその姿を見ることが出来たのであるが、まあ見える内に入らないな…。
9月のある日、何となく東側の方から木を切るような大きな音がし始めた。音はするけど姿は見えず、どこをどうやってきるのかさっぱり分からなかったのである。
数日後、巨大な伐採マシンの姿が見えたと思ったら、あれよあれよと言う間に視界に入る木々が伐採されて行ったのである。
やや高い所にある森林 |
何となく間引かれたよう |
さらに木が減った |
斜面に道が出来ていた |
森の手前側の伐採が終わった頃から、斜面の辺りが姿をあらわして作業車が見えるようになり、さらに斜面を掘削して重機が通ることが出来る道幅の道路が出来ていた。道路が出来ると後は一気に伐採が進み、かなり視界が開けた状態になったのである。重機ってすごいな…。
さて、最大の関心事である阿寒富士の眺望だが、こんな感じ…。
刈り残しの木が邪魔 |
期待通り、玄関を開けたら目前に阿寒富士が姿が見えるようになった。しかしである、その姿は数本残った木々に邪魔されてしっかりとは見えないのである。なんであそこだけ切り残したのかな…。
よく見ると、カラマツなどの木材としての価値のある木々だけが伐採対象だったようで、雑木である広葉樹はそのまま残して行ったようである。
このまま冬になれば邪魔な広葉樹の葉も落ちてもう少しだけ見通しが良くなるかもね。