犬は穴を掘る。犬小屋の前に掘る。通路に掘る。庭の真ん中に掘る。人の通り道に掘る。
邪魔だからと穴を埋めてもまたすぐに掘る……。
イヌ科の本能的習性で掘っているのは理解出来るが、庭の通路に穴を掘られると、うっかり躓いてしまうのでちょっと困る。
埋めてもまた別の場所に掘る。掘ってその穴を使うのであればまだ良いが、そのまま放置されることもある。
どうしたものか……。
そこでふと思い付いたのは、埋めてもすぐに掘り返されるのであれば、いっそのこと穴をさらに掘り進めてやればどうなるのだろう?
ロプノールの掘った穴をさらに広げた |
犬が掘る穴は、「もっと掘りたいけど大変だから浅めで妥協している」のか、「この深さがちょうど良い」と思っているのか、それとも「特に何も考えていない」のだろうか?
まずは実験。
え?何これ? |
中途半端な深さだねぇ |
ちょっと浅かったのか?うまく入らない。
さらに掘り進んで、ロプノールを放り込む。
身体は入ったけど… |
えっと… |
もう、いいです。 |
身体はすっぽり入るものの、快適ではないようで穴からすぐに出てしまう。
数日間様子を見ていたが、このせっかく掘った穴を使おうとしないばかりか、また別の場所に改めて穴を掘ったロプノールであった。あーあ。
ものには限度というものがあることを誰か教えてやってくれ! |
実験は成功とは言えなかったが、なんかすっきりしました、ははは。