2015年11月17日

秋の長さ

北海道の秋は短い、ずっとそう信じてきた。

北海道に来たのが2009年10月下旬、東京の気候とは随分違い秋の気配も薄く既にかなり寒かったので、この年の秋の記憶が無い。それから7回目の秋を迎えた訳だが、今年は風景写真を良く撮りに行っていたせいもあって、秋の始まりから終わりまでを観察することが出来たのである。

9月26日(標高40m)
9月28日(標高520m)
 9月下旬には、すでに平地でも紅葉が所々に見受けられた。大体、この辺りで「ああ、もう夏も終わって短い秋が来るんだ、そして冬はもうそこまで来ている」と、来たばかりの秋に勝手に終息宣言を行うのが常であった。

10月5日(標高220m)

10月17日(標高80m)
 10月に入ると、もうどこへ行っても紅葉だらけで、秋真っ盛りである。そして、「ああ、短い秋も終わりだな」と終息宣言のダメ押しをして気持ちはもう冬に向かうのである。

10月22日(標高60m)

10月27日(標高80m)
 しかし、良く見てみると秋は意外にしぶとく、何度かの降雪があったにも拘らず葉が落ち切っていない木も多く、樹種は異なるもののまだまだ紅葉がある。陽に当たれば、それはもう眩しいくらいである。

11月4日(標高400m)


11月9日(標高320m) 道路いっぱいにカラマツの落ち葉
11月に入り広葉樹の紅葉が終わると、カラマツが赤とも黄色ともつかない黄金色に染まり、これらが一斉に地面に落ちて今度こそ秋は終わるのである。

最初に紅葉を見つけてからカラマツが落葉するまで、なんと1ヵ月半ほど秋の景色が続いていた。知らなかった、北海道にこんなに長い期間秋があったなんて…。

北海道ネイティブに「ぼーっとしているとあっと言う間に秋は通り過ぎちゃうよ」と言われていたが、私は毎年余程ぼーーーーっとしていたのであろう、あっと言う間もなく通り過ぎられていたのである。本当にもったいない話である。来年からはちゃんと季節の移り変わりを観察しようっと。


2015年10月25日

初雪

今朝は今季初めての雪景色であった。気温は2℃、積雪というほどでは無かったが、車の窓や牧草の上に積もった雪が残っている程度だ。




切り株の上にも雪
金鉱のある裏山にも雪
あと一ヶ月ほどで降った雪が融けずに辺り一面真っ白の世界になる。

何がどこにあるのか見えなくなってしまい、探索もかなりの制限を受けるだろう。今のうちに頑張って走り回ろうっと!

2015年10月23日

階段道路

天気の良い昼下がり、温泉へ向かって走っているときだった。いつもと違う道を走っていたのだが、カーブを曲がってその先を見ると、そこには道路の代わりに階段が出現したのである。

下り階段に見える?
写真だと静止しているのであまり違和感は感じられないが、カーブを曲がった先にいきなり出現したものだから、道路が何か変なことになっているように見えてしまったのである。この道自体は上り坂であったが、下りの階段に見えたので、思わずブレーキを踏んでしまった。その勢いで写真まで撮ってしまった。

よく見れば、それは防雪柵(雪が道路に吹き溜まらないように風をコントロールする翼杖の柵)の影であった。太陽の高さと方向がこの防雪柵と道路の距離と角度に合ったために影がぴったりの位置に現れたということだ。なんかすごいタイミングだな…。

柵の影の重なり具合が、一段下がると左に寄ってさらに一段下がるとまた左にと、ちょうど下り階段の見え方と同じなので道路が上り坂であるにもかかわらず下りに見えたということである。

こんな錯覚に見える現象は錯視と呼ばれるもので、今回のように偶然の産物もあれば人為的に作り出した作品、芸術品もある。最近の流行りだとトリックアートなどもこの類である。

平行線なのに歪んで見える

今回の道路模様は、このパターンに近い錯視である。

さらに、下図のようにじっと見ていると何事も無いけれど、ちょっと目を脇へそらすと動いているように見える錯視もある。

視線をちょっと離すと回転しているように見える

文章に書くと、ふ~んという感じだけど、車を運転していていきなり理解し難いものが見えたらかなり驚いてしまい、写真を撮ってさらにブログまで書いてしまうという…。