2011年9月3日

過ぎ去りし夏

あまりの暑さに身体もまいったようで、殆ど何も進捗が無いまま夏が過ぎ去ってしまった。焦る気持と裏腹に、夏らしいイベントが盛り沢山なここシ・アンルルであった。

スズメバチ
 今年の夏はスズメバチを始め、各種の蜂が多い年であった。スズメバチが飛んで来ると、解体作業も草刈りも何も出来ないまま時間だけが過ぎて行く。スズメバチがいなくなると、今度は虻やブヨが刺しに来る。やはり何も作業が捗らない。



先日、川底から採取した砂礫をふるいにかけて粘土や砂、その他に分けて行った。44トンもの土砂を980円の「ふるい」を使って手作業で分けて行くのは無謀と言わざるを得ない。まるでプールの水をスプーンで汲み出すようなものだ。修行にも近い作業であったが、人間やれば何とかなるもので、それなりにふるい分けられた。びっくりである。

まずは練習を兼ねて、解体中の壁に塗ってみた。粘土質が良質のものであったのか、特にひび割れもせずに壁を形成した。

壁の下地だと信じてたトリカルネットは別用途の建材であった。まあ、いいか。

これに気を良くした私は、作業小屋にネットを張って漆喰モドキと混ぜて塗ってみた。

強度比較のため、左半分だけ塗った。1.8X2.4m


2週間経過したが、こちらもそれなりに壁になっている。Ca(OH)2と川底の粘土、砂の混合物であり、本物の漆喰と比べると、スサなどのつなぎが無い状態である。それでもそれなりの強度と耐水性があるのにはちょっと驚いた。

大して作業も進まないのに、夏のイベントが目白押しであったので、焦る気持と裏腹にせっせと参加していた。

至近距離から見る花火は意外と迫力がある

バルーングローという、熱気球の夜景。大変美しい!

熱気球って、ガスバーナーで空気を温めて飛ぶんだけど、バーナーだけあって夜間は大変綺麗である。暗闇で見る熱気球って想像すらしたことが無いんだけど、びっくりするくらい綺麗だ!

昼間に見ると普通の熱気球だ

バルーンフェスティバルの最後に餅撒きがあった。撒いているのは町長。
 取った餅には当たりが入っていたので、賞品の「じゃがいも詰め放題」をもらって夏が終った。


気が付けばもう9月、もはや焦っても仕方が無いという程、セルフビルドハウス計画は滅茶苦茶になってしまった。途中何度も心が折れそうになったけど、結局は自分のために作っている家であり焦る必要も無いはず。そうやって何度も自分自身に言い聞かせながら今日まで来た。


…。

明日からまた心機一転、がんばろうー!へへへ!

今日、200Km離れた所から秘密兵器を入手。運んでくれた緑色服の運転手さん、ありがとうございます。

じゃーん、New Holland!