漆食塗りは吸湿性(調湿機能)が良い。逆に言えば外壁にするなら何らかの防水対策が必要となる。十分に硬化してしまえば濡れたからと言ってダメになる訳では無いが、劣化は避けられない。
最近の商品化されている漆食は大量の化学物質が入っているので、防水性能はかなり高い。逆に言えば調湿機能が失われた只のプラスティック壁である。漆食の意味が無い。
例の米粉の件がうまくいったので、すっかり昔の技法にはまっている私であるが、今回も同様に試してみることにしたのである。その方法とは、「油」である。さっそく近所のスーパーで特売のキャノーラ油1リットル198円を購入した。これをいつもの漆食に混ぜて上塗り作業を行った。1週間経ったが、多少のヒビがあるもののそれなりの硬さになったので、早速防水実験を行った。
写真の左側が油入りの漆食仕上げ。窓の上下および右側は仕上げ塗りをしていない。ここに大量の水をかけてみた結果が上の写真である。水は左と窓の上下のみにかけ、右側は比較のために水はかけていない。
仕上げ塗りをしていない真中部分は水をしっかり吸い込んで、右側と比べて明らかに暗い色に変わっている。それに比べて左側部分は水を弾いて殆ど変化しなかった。油のせいで表面に光沢が出ているため右側と同色では無いが、落ち着いた色合いである。
この仕上げ塗りに耐候性があれば、本宅の外壁はこれで行こうと思っている。この冬の低温と紫外線で結果が出ると思う。
2011年11月15日
庭の生命
敷地内の植物は、一部の針葉樹を除いて殆どが紅葉、落葉している。あれほど手こずった雑草達も枯れてしまい、もうすっかり冬の景色だ。昨年、手当たり次第に苅りまくっていた雑草であったが、今年は種類を確認しながら選別する余裕があった。
その結果、敷地内にはそれなりに有用な植物、いわゆる山菜があることに気が付いた。
タラノキやウド、ワラビ、ふきのとう、ぎょうじゃにんにくなどである。元の持ち主が移植したのか、アスパラなどもある。普通の人なら喜んで収穫するのだろうが、私は山菜があまり好きでは無い。妻も同様。
その結果、ウドやワラビは大量に生えていたがしつこく刈り取り、絶滅へと導いてやった。タラノキはそれが何かわからずトゲが沢山あったため、私に「トゲトゲの木」と命名されて大量に倒されて行った。ぎょうじゃにんにくは好きであったが、私には見分けられなかったため、やはり刈り取られて行った。苅っている最中に良い香りがしたので何となく気が付いたのだが、どれがそれなのか分からなかったのである。
タラノキはこのような不幸な境遇で我が家の絶滅危惧種になっていたが、奇跡的に難を逃れた個体があったので今年は保護の対象となった。春になれば新芽が出るだろう。レッドブックからレシピブックへの転載が期待される。
ぎょうじゃにんにく(行者ニンニク、アイヌネギ)は、隣の森の中の川辺に沢山生えていたので適当に採って来て庭の絶滅危惧株の横に植え直した。今年は間違って刈り取らないようにと柵を設けたのであるが、それが裏目に出て雑草も刈り取れなくなった。夏ごろまでは元気な姿が見えていたが、そのうちに雑草に埋もれて見えなくなった。絶滅していなければ来春に再会できるであろう。
ペモペモは旅立ってしまったが、新たに住み着いた奴がいる。ミヤマカケスとエナガ、セキレイのような鳥などである。
こんなに近付いても逃げない、まったく無防備な奴である。留鳥らしいのでずっとここに住み着くのかも知れない。鳴き声はあまり美しくなく、ちょっとうるさい。
その結果、敷地内にはそれなりに有用な植物、いわゆる山菜があることに気が付いた。
タラノキ |
その結果、ウドやワラビは大量に生えていたがしつこく刈り取り、絶滅へと導いてやった。タラノキはそれが何かわからずトゲが沢山あったため、私に「トゲトゲの木」と命名されて大量に倒されて行った。ぎょうじゃにんにくは好きであったが、私には見分けられなかったため、やはり刈り取られて行った。苅っている最中に良い香りがしたので何となく気が付いたのだが、どれがそれなのか分からなかったのである。
タラノキはこのような不幸な境遇で我が家の絶滅危惧種になっていたが、奇跡的に難を逃れた個体があったので今年は保護の対象となった。春になれば新芽が出るだろう。レッドブックからレシピブックへの転載が期待される。
ぎょうじゃにんにく(行者ニンニク、アイヌネギ)は、隣の森の中の川辺に沢山生えていたので適当に採って来て庭の絶滅危惧株の横に植え直した。今年は間違って刈り取らないようにと柵を設けたのであるが、それが裏目に出て雑草も刈り取れなくなった。夏ごろまでは元気な姿が見えていたが、そのうちに雑草に埋もれて見えなくなった。絶滅していなければ来春に再会できるであろう。
ペモペモは旅立ってしまったが、新たに住み着いた奴がいる。ミヤマカケスとエナガ、セキレイのような鳥などである。
ミヤマカケス |
二度あることは三度…?
「ペモペモがまだ庭にいる」と書いてから1週間ほど経ったころ、いつものようにペモペモを呼んでみると返事が無かった。しばらく庭でウロウロしていると、ペモペモと同種の鳥が30羽程の群で飛んで来た。庭の上空を何度か旋回した後、一斉に西の方角へ飛び去って行った。あれ以来ペモペモの姿を見掛けないので、あの群の中にいたんだろう。
このブログを読んで、自分が渡り鳥だということに気が付いたんだろうか?
「近所に熊が出没した」と書いてから1週間ほど経ったころ、いつものように庭で作業をしていた。しばらく庭でウロウロしていると、近所の方がやって来て「昨日、あそこに熊が出たんだよ」と、隣の牧草地を指さしながら教えてくれた。ここから数百メートルしか離れていないじゃないか…。
このブログを読んで、あの熊がスキップしながら来たんだろうか?
よし、
「庭を掘っていたら温泉が湧きました!」
と書いておこう。そして、1週間ほど経ったころに庭でうろうろしてみるか…。
このブログを読んで、自分が渡り鳥だということに気が付いたんだろうか?
この上を旋回して、飛び去った |
「近所に熊が出没した」と書いてから1週間ほど経ったころ、いつものように庭で作業をしていた。しばらく庭でウロウロしていると、近所の方がやって来て「昨日、あそこに熊が出たんだよ」と、隣の牧草地を指さしながら教えてくれた。ここから数百メートルしか離れていないじゃないか…。
このブログを読んで、あの熊がスキップしながら来たんだろうか?
また別の隣地にも熊のフンが落ちていた |
よし、
「庭を掘っていたら温泉が湧きました!」
と書いておこう。そして、1週間ほど経ったころに庭でうろうろしてみるか…。