2012年3月19日

材木を切る技術

CADのお蔭で設計も無事に終り、実際に階段を作る作業に移行した。
まずは骨組みの基礎となる角材を加工する。CADで書いた図面によると、切断角度は38.56度という中途半端な角度。何か間違っている気がしないでも無いが、まあ細かい事は気にしない。

切断はスライド丸鋸と言う正確に材木を切断する道具があるので、これに38.6度の「角度切り」を設定し切断を始めた。

105mm角の木とスライド丸鋸

このノコギリは刃のサイズが190mmであり、材木の太さは105mmであるので余裕で切れると思っていた。ところが、刃のサイズというのは直径の事であり、これで切断しても当然のことながら刃の半径以下の大きさしか切れない。ここに来て、昨年の小屋作りでも同じ失敗をしたことを思い出す進歩の無い私であった。

仕方が無いので、材木をひっくり返しながら何とか切断したが、あまり綺麗な切口とはならず凸凹が残る結果となった。

切口に残る回転刃のずれた跡

今度は、スライド丸鋸で切れるところまで切って、残りを普通のノコギリで切ることにした。






とても綺麗に切れて、切った本人が一番驚くという結果になった。スライド丸ノコとは刃の種類と切断速度が異なるので切口の色の違いは目立つものの、段差が全く無い状態で切れたのである。わ〜い!

こうして、切口の出来栄えを自画自賛しながら階段作りが始まったのである。