2012年6月15日

修理再び

度重なる修理とエネルギー問題を乗り越えて壁作りの軌道に乗ったかに見えた謎の機械であるが、本日新たな問題が露呈したのであった。
今日は労働力を増強して2人で作業を行おうとしたのだが、藁をほぐして大量の藁山を作成し藁山へのダイブを繰り返し楽しんだ後、最初の藁を投入した時点で機械は停止してしまったのである。何やら悪い予感が…。

藁の山を停止した機械
修理を試みる皮下脂肪人
今日の故障は、トラクターとの連結部分である。動力が機械にうまく伝わらないようになってしまい、てんこ盛りの藁山の前で虚しく空回りを続けるだけであった。安全装置であるシアーボルトが折れたのか?ユニバーサルジョイントの接合部が破壊されたのか?ギアボックス内で歯車が破壊されたのか?

何度も修理を繰り返している内に、故障箇所にだけは詳しくなってしまった私は一生懸命その該当箇所を探した。その結果、ユニバーサルジョイント内のラチェット機構が壊れて空回りをしていることを発見した。

早速、その部分を外して修理工場へ持ち込もうとしたが、やはりと言うか何と言うか、このボルトもミリネジでは無く憎たらしいインチサイズであった。14mmのレンチは入らないが15mmのものだと緩くてボルトの頭を痛めそうなサイズ。おそらく9/16インチと思われる、ボルトの頭より先にこちらの頭が痛くなりそうな大きさであった。

14mmと15mm、どちらも合わない
嫌なサイズのボルト
9/16インチであった
こんな変則的なツールは持ち合わせていないし今後も購入する予定が無いので、いつもお世話になっている8Km離れた工場へ工具を借りに行き、無事に外して再度壊れた部品を持って工場へ戻った。

壊れた部品を外したあと
壊れた部品の一部
壊れた部品の全体像
結局、このラチェット構造(正式にはワンウェイクラッチ)部分のピンを押し込むバネが経年劣化でうまく動作していなかったのが原因であった。さすがの修理工場も、こんな古い機械の細かなバネまでストックしていなかったが、そこはさすがに機械のプロである。頭の中のデータベースを駆使して、その大きさ、固さの似たバネを使用している部品の在庫の中から見当を付けて捜し出してくれたのである。

新品の部品からバネだけ外して使うのはちょっと勿体無いということで、その部品のバネのサイズを計り、さらにそこから似た部品のバネだけを探し出してくれたのである。お蔭で安価で確実に修理が出来、その元通りになったユニバーサルジョイント(15Kg程か?)を抱えてゲンヤー号に乗って壁作成現場に戻ったのであった。

その後、空気中の湿度を気にしながら、1ロール分の藁塊を作成して今日の作業は終了した。結局、作業時間の8割以上を修理に割かれたが、初めて行う2人の作業は格段に効率が良く、あっと言う間に終ったのである。

輸入版のマニュアル!
もうお世話になりっぱなしの修理工場であるが、4月からずっと面倒を見てくれているここの社長は、なんと私の機械のマニュアルを探してきてくれたのであった。びっくりすると同時に感謝の気持で一杯であった。こんなもの、私がいくら探しても入手不可能だよな…。

ご厚意に甘えて、しばらく私の手元にお借りすることになった。もう隅から隅まで読みまくりである。いやー、すごいものを借りられた!