2012年7月9日

ドラッグレース

町内の滑走路でドラッグレースが行われていたので見に行った。(よく考えてみると、すごい文章だな…。)
我が家から5Km程離れたところに、航空公園という正体不明の施設がある。もちろん、その名に恥じず立派な滑走路があり、飛行機の離着陸も可能である。実際ににここから無断で飛行機を飛ばして捕まったという記事も検索出来る。

町内の滑走路
ドラッグレースとは、この直線コースを10数秒前後で走り抜けるだけのレースであり、ナンバープレートをつけたままの一般車両から、ドラッグレース専用のモンスターマシンまでがその走行タイムを争うというものである。一言で言えば、「う・る・さ・い・!」レースのこと。我が家からでも十分音が聞こえる。恐らく10Km四方に騒音を撒き散らしていると思われる。牛もびっくりである。

スタート地点と観客
この日は生憎の天候だったので、レースの開催が危ぶまれていた。私達が到着したときにはまだ路面が濡れており、レースを中止するか強行するか採決中であった。多数決で決まるものなのか?

開催が決まったあと、主催者がプロパンバーナーを使って路面を乾かしていた。ご苦労さま。

バーンアウト中であって車両火災ではない
昭和時代の車(往年の名車と言うべき?)から最近の車まで数十台がエントリーしていた。カテゴリー別に改造出来る範囲が決められており、プロクラスになると元の車が何であったのか不明なほど変身(チューニングとも言う)を遂げている。

停止状態からのフル加速なので、タイヤのグリップ(接地性能)が勝敗を大きく左右する。スタート直前にスタートラインの後方でタイヤを空回りさせるバーンアウトと呼ばれるウォーミングアップを行っていたが、知らずに見ると車両火災にしか見えない。ドライバーは窓を閉めているが、煙が運転席まで入ってくる車両もあり大変そうであった。

停止用パラシュートを搭載
一番うるさくて、一番速かったパラシュート付きマシン
速い車はコースの終端で止まり切れないため、パラシュートを搭載している。ゴールと共に開く姿は圧巻である。ただし、停車後はドライバー自らパラシュートを畳んでピットまで帰らなければならないという、ちょっと滑稽な姿も見られる。この車両がコースから出るまで次のレースが行えないので、ドライバーがパラシュートを畳んでいる間は観客がじっと見ている。

大型バイクも参加
専用バイクも出場
普通のバイクも11秒台で速いけど、この専用バイクは音もスピードも一番であった。記録は9秒台。

最速マシンのコックピット

これは最速のマシンで記録は8秒台後半。サイドマフラーで私の方に向かって排気音を撒き散らすので、「うるさい」を通り越して爆音であった。鈴鹿サーキットで観戦していたF1マシンと同じ程度だったかも。

ナンバー付の軽改造度の車両は、13秒台から16秒程度。それでも十分速い。

アメリカのドラッグレース(トラクター部門)
(c) forums.subdriven.com

私がアメリカに住んでいた時に、トラクターによるドラッグレースを観戦したことがあるが、そちらの方が数倍迫力があった。北海道こそこのトラクターレースをすべきだと思うぞ。


レースが終って我が家に戻ると、猛禽類がじっとこちらを見ていた。うるさかったのか?