家具類には、食器棚やベッドのように家の完成後に搬入するものもあれば、照明器具やキッチンのように建築途中で作り付けなければならないものもある。これから作成する家具もその類である。
取り付け位置や材料のサイズを正確に計測した後、注意深く取り付けを行う。最も重要なのは水平を取ることであるのは言うまでも無い。ごくわずかな狂いでも、その使用感に大きな影響を与えるからである。緊張の一瞬である。
水平はOK |
縦方向の水平も大丈夫 |
緊張感漂う計測風景 |
次は試乗である。新たな緊張が作業現場に走る。設計に問題は無い、これを支える強度もしっかり計算済みである、取り付けも順調に進んだ。果して使用感はどうであろうか?ドキドキしながら試乗してみたのであった。
ぶら〜ん、ぶら〜ん、ぶら〜ん。
その名に恥じず、ブランコはぶらぶらと風を切り、作業現場に爽やかな空気の振動を伝えたのであった。
さて、次は壁でも作るか…。