来る日も来る日も壁塗りに追われていた。壁を塗り終えないと先へ進めないので、最優先で作業を行っていた私であるが、追い討ちをかけるように他の作業がやって来たのであった。
そろそろガスの開通検査の日がやって来るのである。今年の夏前に、非常時のインフラ確保の名目でプロパンガスを契約し、ガスの配管工事を行った。実際にガスを使い始めるのはずっと後なので、検査は(
遥か先のことだと思っていた)9月に予定していたのであった。
カレンダーを見ると、検査は明日ではないか。ガスはキッチンのコンロにしか使う予定が無いので、キッチン周りを整えるだけで検査は完了するはずであった。しかしながら、コンロは購入済みだが、キッチンが無いではないか…。急遽、キッチン作りを始めたのであった。ど、泥縄…。
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キッチンシンクのサイズを計り |
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適当に枠を作る |
えっと、確かアイランド型のキッチンだったよな…。長さや幅を計り、以前に計画していた工法で作り始めた。脚部分は道南杉の柱材を使い、私達の身長に合わせて高さを決めた。天板は
原野の師匠にもらったものを使う。
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スケルトンキッチン! |
辺りが暗くなった頃、骨組みだけのキッチンのようなものが立ち上がった。とりあえずガスの配管をコンロに取り付けてガス漏れ等の検査をするだけなので、これで十分ではないかな。出来上がったキッチン台にコンロをセットして、一部だけ見るとキッチンのような外観となった物体の写真を撮って作業を終えたのであった。驚く事に、水平がキチンと取れていた。きっとブランコ作りの成果の賜であろう…。
翌日、予定通りに朝から検査に来てくれてガスの開通検査を行ってもらった。この手の検査は法律で義務付けられているからでもあるが、検査機材や技術的な面でDIYでは難しいので助かりました。
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開通! |
可燃性のワラが山積みのキッチンエリアで3ッ口コンロに無事点火され、嬉しいような恐いような複雑な気持の中、無事に検査は終了しました。ただ、このままの状態でコンロを使う気にもなれないので、実際の使用開始日まで元栓を閉めてもらった。ここまでやって今月のガスの基本料金すら請求しないガス屋さん、ありがとうございます!
この後、ガス管とコンロがしっかり固定されてしまっているので、キッチンは仮置きのつもりであったがこの状態のままになってしまった。外せなくもないけど、せっかく付けてもらったんだから、このままキッチンを完成させるか…。出来るのか?