2013年11月27日

作業再開(1)

先月引越したおかげで毎日82Kmの道のりを通う必要も無くなり、さぞかし建築作業が捗るかと期待していたが、作業は全然進んでいない。全く持って某原野の師匠の警告通りだったのである。

それは何故か?

ひとつは、壁や天井が完成し十分住める環境が整っているからだ。もちろん真冬に向けてしなければならないことは山のようにあるのだが、いつもギリギリまで腰を上げない私達はといえば、深まる秋の景色を楽しみながら酒を飲んだり温泉を堪能したりと、遊ぶことに専念していたからである。

もうひとつの理由は、引越し荷物を家に入れたら文字通り足の踏み場が無くなってしまったのである。至る所に引越しの段ボール箱や梱包された荷物、家財道具等が置かれ、床が全く見えず、作業足場も置けず、建築道具すら取りに行けず、もちろん壁なんて塗れる状態では無かったのであった。寝室は2階を使っていたので寝るのには困らなかったし、キッチン周りは何とかスペースが空いたのでキャンプ場で食事の支度をしていると思えば快適ですらあった。あとは飲んでしまえば爽やかな朝を迎えるだけで良いので、悲壮感だの切迫感だのと言った、セルフビルドの家作りに無くてはならない原動力とも言える感情が全く湧いてこなかったのであった。

紅葉が終りに近付き、新しい生活(なのか?)にも慣れ始めた頃、面倒だったので放置していた玄関先のドア周辺が気になって来た。ここに大きな開口部があるため、部屋の暖房エネルギーがどんどん逃げてしまうのである。

6月の様子

7月の様子

8月、9月の様子
6月に横の壁が出来てから既に4ヵ月が経過したと言うのに何の変化も無い、ドアも無い、やる気も無い。そして10月が終り、11月に入ったところでやっと重い腰を持ち上げて入口を作ることにしたのであった。