この夏から秋にかけて面倒臭い事が多発してしまい辟易していたのであるが、やっと一段落したと思った頃には既に秋も深まっていた。もう幾度となく経験した北海道の短過ぎる秋の訪れは、いつもと同じように冬の香りがプンプンしていたのである。
長い間放置していた家作りであるが、このまま行けば完成以前に修復工事が必要になりそうになってしまっているので、ここらで一念発起して重い重い重い重い重い腰をあげて工事を再開したのである。
その結果、びっくりするような速度で工事が進展し、上水道、排水、配管、床下、床上、それぞれの工事を単独で行ったにもかかわらず、なんと冬が来る前に終了したのであった。これまでの3年間、あーでもない、こーでもない、うーむ、と無駄に時間を過ごして来たのが全くもって嘘のようである。
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パズルのような排水管工事 |
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図面と床に直接書いた寸法、そして現物合わせ |
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図面と照らし合わせながら水平を何度も何度も確認する |
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勾配が必要なのに、余裕は2mmしか残ってなかった… |
部屋の片隅に放置されていた給湯ボイラーが本来の位置に設置され、キッチンのお湯、お風呂、トイレの洗浄便座、洗濯機設置、そして洗面所までが一気に完成したのであった。内装の細かな部分は後回しになってしまっているが、普通の家にある普通の機能が普通に使用可能な状態になったのであった。
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ボイラーも無事設置完了 |
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洗面所は水もお湯もたっぷり |
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お風呂も使えるよん |
結局、工事日数は素人の単独作業にもかかわらず、のべ6日間であった。
とにかく、冬が来る前に終わってほっと一息であった。