snipeにはシギの意味もあるが、もともとは狙撃の意である。関連があるのかどうかは知らないけれど、オオジシギの飛行音は非常に攻撃性のありそうな大きな音を立てるのである。最初に聞いたときは、後ろから何かが襲って来たのかと思わずしゃがみ込んだ記憶がある。まさか鳥だとは想像出来ないような音であった。
このオオジシギだが、こいつは渡り鳥のようで日本とオーストラリアを行き来しているのである。わざわざ赤道を越えなくても適した越冬地くらいありそうなものだが、この鳥は毎年せっせと南半球と北半球を往復しているのである。
さて、この鳥はどこにいるのかといえば、実は我が家の周辺に少なくない数が生息しているのである。
敷地の中の電柱にいる |
毎日ここから私を観察している… |
先日、こいつが大きな特徴的な羽音を立てながら上空から急降下して来たと思ったら、そのまま庭に降り立ったのが見えたのである。一瞬見失っただけかと思っていたら、なんとちゃっかり我が家の庭に舞い降りて餌を啄んでいた。なんてことは無い、しっかり庭に住み着いていたのであった。
オオジシギの生態を調べてみると草原に生息しているらしい。じゃあ何でこいつは草原じゃなくて我が家の庭に棲んでいるんだろうと思ったけれど、良く考えてみたら我が家自体が草原(牧草地)のど真ん中にあるのであった。 きっとオオジシギの方こそ、何で人間が草原の真ん中に住んでいるんだろう?と不思議がっているのかも知れないな…。
その後、こいつはどこかに行ってしまう訳でもなくずっと庭にいるのである。どうやら数羽いるらしく、地面を啄みながら庭をウロウロしているのを良く見かける。
割と近づいても逃げない |
餌を探している |
2羽で餌探し |
まあ、適度な距離を置いたお付き合いですね。