その名も「こどもパン」
こどもパンって??? |
パンに「こども」という修飾語をつける意味が分からないし、その合成された単語の「こどもパン」も理解し難いものであった。いったいこれは何だろうとしばらく悩んでいたのであった。
やっぱり「こども」は子供の意味だよな?
コピーには「年代問わず人気のパンです」「昔ながらの懐かしい味わいです」と書かれていることから、かなり古い時代から連綿と続く人気商品の様子である。
ということは、子供に食べさせるために開発された商品なのか?子供以外には提供されていないのだろうか?それでは他の菓子パンの存在意義が薄れてしまわないのか?
商品名に「こども」という単語を含める必要性は何なんだろう?
カレーパンにはカレーが、アンパンにはあんこが、クリームパンにはクリームが入っているように、こどもパンには……入っているのか?
そこまで「こども」を強調するのであれば、対になる「おとなパン」があるとでも言うのだろうか?
お、おとなパン??? |
あった。
翌日のチラシに、でかでかと掲載されていたのであった。それも「おとなパン」ではなく、「大人パン」…、なぜこちらだけ漢字なのだ???
なんと言う納得感の無さ、新たな知識が得られたという充足感も無く、何か無意味な敗北感だけが漂う結論であった……、 がっくり。