2019年6月13日

FLACとアンプ

最近は音楽をFLAC形式で聴くことが殆どになってしまった。AACとかMP3などの不可逆な圧縮音源を聴いていると、何だか違和感しか感じなくなっているようである。年齢のせいで高音域が可聴域から外れつつあるんだろうか?いや、音域の分解能の問題なのか…?

まあそんなに高級な音感を持ち合わせている訳でも無いので、そこそこの音響機器で満足している訳である。一応ハイレゾ対応のディスクリート構成のアンプと聴き比べてみたのだが、普通のアンプでも十分満足感が味わえたようだ。

そこで、というわけでは無いが、またアンプを作ったという話である。
  1. Mac miniという小型パソコンを分解する。
  2. 中身を捨てる
  3. 代わりにYDA138使用のアンプを放り込む
  4. 配線する
  5. 蓋を閉じる
  6. 音を出す
丸で囲った部品がMacの中身
中身を出されたケース
YDA138
コネクタを無理やり付ける
上面から見たアンプ
特に目立った欠陥やノイズも無く、それなりに良い音が出たのであった。


久しぶりのハンダ付け作業だったけど、 なんとか一発で完成したよ。

う〜ん、今回もオチが無いな…。

2019年6月5日

敷板が無い?

6月のカラッと晴れたある日、あまりの気持ち良さに行き先も決めず車を走らせていた。

慣らし運転が終わったばかりの4バルブVVTのDOHCエンジンは、インタークーラー付きターボのブースト圧を上げるでも無しに木漏れ日の山道をプヨプヨと走り抜ける。そう、周りの景色があまりにも綺麗だったのでアクセルを踏み込む気になれず、のんびりと走っていたのであった。

国道に出てしばらく走っていると、道路沿いに線路が見え隠れする場所に出て来た。ここは廃線になってから随分時間が経っているはずなのだが、線路が撤去されていないようである。何か理由があって放置されているのか、それとも何かの目的で維持管理されているんだろうか?もしそうなら、この線路はいったい何処まで繋がっているのだろうか?

疑問に思ってしまった以上、ここはその先端(末端?)を確認せずに通り過ぎる訳には行かないであろう(そうか?)。ということで、線路の終わりを探しにひたすら走り続けたのであった。

そうしてそれから5Km程走ったその先には、まさしくその線路の行き止まり部分があったのである。
ここが突き当たりっぽい
線路終端の標識と車両止
反対側はずっと続いていた
ということで、この線路は約5Kmに渡って途切れることなくずっと続いていたのである。そう言えば、以前のニュースで廃線跡の線路を保守して本物の車両を走らせていると言ってたのを思い出したのである。これがそうだったのか……。道理で線路脇の除草や線路の状態が良い訳だ。なんかすっきりしました。

ここの少し手前にあった踏切らしき所では、ちょっと奇妙な注意書きがあったのである。チラッと見えた時は、どうせ「ここは廃線になっており列車は来ません」とか「線路跡があるので通行注意」などと書かれていると思ったんだが、何だかちょっと様子が違っていたような気がしたので引き返してみた(引き返してまで見るべき物がどうか疑問であったが…)。


普通の踏切に見えるが…
遮遮断機は無いけど注意書きが…
え?
そこには予想を覆す表記があったのである。二度読みしてしまったその標識には「敷板が無い」と書かれていたのである。それも期間限定で外していると言う…。

なぜ外すんだろう?期間を見るとどうやら冬期の積雪もしくは凍結期間だけ敷板を撤去しているようである。外す目的や意味は何だろう?除雪の邪魔になるからなのか?いや敷板が無ければ除雪車自体が通れないから違うであろう。それでは除雪をしないということなのか?もしそうならそもそも通行出来ないのだから敷板を外す必要も無いではないか?

謎が謎を呼ぶ不思議な標識であった。

このあと、ゆうゆへ行ってたっぷり湯を楽しんで来ました。内湯、ぬる湯、露天風呂、壺湯、寝湯…。平日の昼間に行くと、もうそこは老人クラブか貸し切りのどちらかの様相である。この日は天気も良く、露天風呂の目の前にある広大な中庭は草刈りが終わったばかりのようで、爽やかな風と共に草の香りが湯船まで漂って来る。白樺の若葉がそよぎ、山肌は新緑が少し濃くなったものの、まだまだ黄緑色が眩いばかりであった。お陰様で心身ともにリフレッシュしました、と言いたいところだが「敷板の謎」が頭から離れず、モヤっとした風呂上がりであった。