2021年12月12日

シマエナガ達

ここ暫くの気温低下が続いたせいで、例年より遅いながらも冬本番に向けて加速中のようである。

ただ雪はほとんど降らず、牧草地の緑に所々薄い茶色が目立って来たという程度であり、まだ時間がかかるのかも知れない。

そんな遅い冬の訪れながらも、野鳥にとっては餌がかなり少なくなって来ているようで、夏には見向きもしなかった我が家の給餌台にはチラホラと小鳥がやって来るようになった。

今朝、ふと目の前の樹木に目をやるとそこにはシマエナガがちょこんと留まっていたのである。シマエナガは何度かここに来たことはあるのだが、それほど頻繁に来るものでも無いし、給餌台には来ないので気付くことが少ないのである。

シマエナガ……、だよね?

まだ夏毛なのか?

 いつもやって来るコガラやシジュウカラ等と比べても一回りほど小さい。顔はまんまるでコロッとしており、何故か桂枝雀を彷彿とさせる面持ちである。

 

なんか大勢いないか?

シマエナガだらけ……

鈴なり

 早速写真でも撮ろうとしたのだが、あいにく二重のガラス戸が閉まっており、微妙に光を反射するのでカメラ映りが非常に悪い。かと言って窓を開けると、おそらくその音で一目散に逃げてしまうのは想像に難くない。仕方がないのでそのまま撮影したけど、やはりというかボヤケた写真になってしまったのである。

それにしても結構な数のシマエナガ達を家の中から鑑賞出来るのは、とても嬉しいものである、えへへ。

2021年10月26日

騒音発生生物たち

 先日、朝の散歩に出かけたらロプノールが畑に向かってしきりに吠えるのでその方向に目をやると、そこにはタンチョウがいた。

ここ十勝でも希に見かけることはあるが、こんな近所で見たのは初めてかも知れない。

ワンワンワン!!

その先にはタンチョウが

 どうやらペアで収穫の終わったトウモロコシ畑でおこぼれを貪っているようだ。それにしても静かに食べれば良いのに、ギャーギャーとかなりの音量で鳴くのである。そしてそれに呼応するようにロプノールもワンワンと吠え続けるのである。

朝からうるさい物ども……。

 それから暫くして、出かけようと家を出たらまたまたタンチョウがいるのである。

路上のうるさい鳥たち

 まあ、こちらが近づくと車道からはどいてくれたのだが、畑の中でギャーギャーと相変わらずうるさいのである。
親子だろうな…

鳴くか食べるかどちらかにしてくれ

 白鳥は多数で襲来しかなりの音量でグェ−グェーと鳴くが、単体ではタンチョウの方が遥かにうるさいよ。

 

2021年9月12日

過ぎ去りし夏

 連日の真夏日が続いたかと思えば、肌寒い日があったり蒸し暑かったりと、あまり安定しない今年の夏だったが、時折カラッと晴れ爽やかな日が訪れたりした。

そんな時は、すかさずハンモックを片手に敷地内の木陰を探して手際良く吊るすのである。

低い湿度、爽やかなそよ風、小鳥のさえずり、自堕落な人間、と四拍子揃った所でお昼寝タイム……。

木陰とハンモック

そよ風とハンモック

堕落した人間とハンモック

 先日、正確な樹齢が判明したこのスモモの木。

植えた本人から聞いた人の話によると、昭和8年に苗を庭の片隅に植えたのだそうである。従って、今年で88歳ということになる。北海道の開拓地では、自然木を除けば、樹齢が100年を超える樹木はあまり見かけないので、この木はそれなりに古株なのであろう。

 

ピーマンなのか唐辛子なのか不明

豊作だった野いちご

狛犬ごっこに夢中のロプノール

 皆それぞれ好き勝手に伸び伸びしながら過ぎ去る夏を見ていたんだろうな……。

2021年6月28日

メンテンスと消耗品

 この土地を購入して真っ先に入手したもの、それは刈払い機という名の草刈り機であった。

今からかれこれ11年前である。知人に勧められるまま購入したものの、その使い方も覚束無い状況ではあったが、何度か使っている内になんとか敷地内の雑草を刈り取れるようになったのは遠い昔の話である。

使えるようにはなったものの、メンテナンス知識がある訳でも無かったので不具合が出るまでは「きっとメンテナンスフリーなんだ!」と勝手に決めつけて無頓着に酷使を続けていたのであった。しかしながら、8年目を迎えた辺りでキャブレター内のダイヤフラム関連が破損し、修理に出したものの結局アッセンブリ交換となってしまい結構高いものになってしまったのである。

喉元を過ぎればなんとかで、メンテナンスの重要性などどこ吹く風状態でまた1年が過ぎて行った。

翌年は刈払い機の先端部分のギアボックスの不調である。どうやらエンジンの回転を刃先まで伝えるギア同士がうまく噛み合っていないようであった。調べた結果、ギアの摩耗によって寿命を迎えたようである。

修理費用は思いの外高額で、部品代(ギアボックス丸ごと)が12,000円、工賃等が4,000円などであり、専門店やホームセンターでも値段に大差は無かった。

う〜む、本体ごと買い換えるのが得策なんじゃないかと思えるような金額である。ダメ元でネット検索してみたところ、普通の輸入業者のようなところで7,000円程で売られている。自分で交換すれば何とかなりそうである。

さらに調べてみると、中国直送品だと3,000円程度であった。さらに調べてみると2,200円のものが見つかり、面白がってさらに世界最安値を調べると、なんと1,403円であった。もはや何の値段なのか分からなくなって来たが、気がつけばボチっと注文……、実験、肝試し???

届いた時点で既に箱がボロボロ

中身は普通で、何故か「JAPAN」の刻印

工作精度も悪く無さそう

もう一度いうが、箱がボロボロ

 本当に税込み、送料込みで1,403円で届いた。刻印は「JAPAN」である。「made in Japan」とは書かれていないのだが、いったいこれは何だろう?JAPANというモデル名なのか?詐欺スレスレの紛らわしい表示という奴だろうか?まあ動きさえすれば、そんなことはどうでも良いのである。

交換できた!

旧部品とは若干のネジ位置が異なっていたが、多少の調整で無事に取り付け完了である。恐る恐る始動してみると、当然ではあるが普通に動き出したのである。回転もスムースで何の問題も無さそうであった。

もうこれで当分安心だと思っていた今年、草刈りシーズンの最中に今度は遠心クラッチが瀕死の状態になっており、常に半クラッチ状態である。エンジンの回転を上げて草を刈り始めると、エンジンの回転数は下がらないのに、草刈り刃の回転がみるみる落ちていくのであった。

クラッチ交換もそれなりの値段がするので、前年のギアボックス交換と同じ作戦で行くことにした。

結論から言えば、適合クラッチ部品一式が税込み送料込みで364円であった。え?というような値段である。

届いた!

 

旧クラッチ。すり減りまくり

364円のクラッチ

新旧比較

さっさと組み立てて試運転をしたところ、何の問題もなく実に気持ちよく動くようになったのである。耐久性などの問題はあるかも知れないが、ギアボックスにしろクラッチにしろ、普通に修理する場合の二十分の一、つまり95%引きで修理出来てしまうというこの事実。う〜む、なんと言えば良いのか……。

 


2021年6月26日

ばしゃばー

 所用で帯広へ。

中心街で面白いものに遭遇したのである。

ローカルニュースか何かで見たと思うが、現物は初めて見た。

馬車


その名も「馬車バー」

中はテーブルと椅子席


二階建て構造

緊急事態宣言が終わったからなのか?

なんか楽しそう!

2021年5月31日

皆既月食

 皆既日食を見たのはもう21年以上前の事だったとふと思い出した今日の皆既月食。

日食と月食の違いはあっても天体ショーには違い無い。

スーパームーンと皆既月食か…、単に空を眺めて終わりにしようと思っていたけど、ちょっと頑張って望遠レンズを出してしまったではないか。

 

街の明かりより月の方が明るい?

 まずは80mmレンズで全景を撮影してみた。街の小ささが際立つな…。


我が家は高台にあるせいで、障害物はもちろんのこと光害源が全く無いのである。お陰で面倒な露出調整は必要なく、月に向かってシャッターを押すだけで済みそう。

 

200mmだとこの位の大きさ

 おもむろにレンズを交換して撮影すると、思ったとおり何の技術も必要なく普通に撮影出来ました。

 

400mmレンズ
 

400mmだとこの大きさで撮影出来るけど、三脚に頼りっぱなし。


400mmレンズ

 しばらくするとレイリー散乱の効果を目視出来る程度に赤い月が写ったよ。

 風も無く全くの無音の中、厳かという言葉がしっくり来る天体ショーを月色のお酒を飲みながら楽しませて頂きました。

なんかとても綺麗な夜でした、へへへ。

2021年3月5日

スノーシュー散歩

我が家の周囲は360度牧草地と隣接しており、雪が積もると玄関からダイレクトに雪原へ歩いて行けるのである。 

気が向いた時にいつでも歩けるようにスノーシュー一式を玄関に用意しており、今日もフラリと4Km程誰もいない雪原を歩いて来た。

牧草地をテクテク歩く

自分の足跡だけが延々続く

誰もいない雪原をのんびり歩くのはとても気持ちが良いのだが、こんなことをしているのは他に誰もいないので、広大な雪原には私の足跡だけが延々と続くのである。

 こんな素敵な景色を独り占めに出来るのは贅沢なんだろうな……。

小高い丘に沈み始める夕日
日が沈み残光が


裏の牧草から我が家の庭木越しに見える夕日

1時間以上も歩けばもうヘトヘトである。おまけに汗びっしょりになるので、急いで戻ってシャワーを浴びて、冷たいビールをグイッと!

うへへ。

2021年2月17日

ホワイトアウト

 温泉に行くべきか、それとも接岸した流氷を見に行こうかと呑気に考えながら天気予報を見ると……、

 

うむ、こんな天気でいったい何処へ行けと?

昼頃までウダウダと考えていたが、風雪はますます酷くなる一方であり、ニュースを見ても視界不良に加えて劣悪な道路状況と共に、交通障害や事故の報道ばかりであった。

刻一刻と状況は悪化して行く中、窓の外に目をやると、

南向きのリビングの窓から見える庭

 敷地の中で既に視界は10m以下である。庭の端っこすら見えなくなっているではないか……。

玄関を開けたら…

 まあ見るまでも無いとは思いながらも玄関へ行ってみると……、ドアを開けた瞬間に目に飛び込んで来たものは、 既にホワイトアウト状態の景色であった。まるで雪山登山のビバーク中か、避難小屋の窓から見える世界のようであった。

我ながら凄い所に住んでいるなと改めて思ったのであった。

翌日、風は殆ど収まり太陽も出ていたのだが、前々日の気温の高さで緩んでいた積雪が、昨夜の吹雪で完全に凍ってしまっており、路面は完全にアイススケート場である。歩くのも怖いくらいにツルツルであり、やはり車で出かけるのを諦めるのであった…。

ここを下ると戻って来れないな…



2021年1月1日

謹賀新年2021

 今年も素敵な初日の出を見ることが出来、また新しい予感のする新年を迎えられました。

初日の出


いつものところから御来光が

新年を祝って、あの特別なお酒で

玄関から見える雌阿寒岳と阿寒富士

昨年はいろいろ思うところがあり、今年から年賀状を書くことをやめましたが、今年も皆様にとって良いお年でありますようにと願う気持ちに変わりはございません。

 

本年もよろしくお願い致します。