2012年8月10日

木彫りの熊

北海道と言えば、一昔前は木彫りの熊が有名であった。どこの家にももれなくあるということは決してないが、見れば「ああ、北海道のお土産だな」と認識できる程度の知名度はある。

大きな木を
彫っていくと
あと一息で
木彫りの熊が…、出来る訳では無いが家の柱を切り取ることが出来た。

柱によっては、家の重要部分を支えている可能性があり、下手に撤去すると家が倒壊するというスリルを味わえる。もちろん、さほど重要では無い柱を撤去すると、広い空間を得ることが出来る。どちらになるかは、それは切ってからのお楽しみである。(そうなのか?)

この柱は、結構微妙な位置に立っており、何かを支えていると言えば支えているようであり、何も荷重がかかっていないと思えばそう見える、という非常にギャンブル度の高い柱であった。

叩いてみると、低い音程の振動がある。低ければ低い程、上からの荷重を支えている可能性が高い。しかし、この柱はやはり判断に迷うような、中程度の音程であった。中途半端過ぎるというものだ。

意を決して切り取り作業を開始してみた。もう後戻りは出来ない。電動鋸の歯が食い込む。

最後の数ミリ
上下分離
 見事に、柱の上と下が分離され、なおかつ家が倒壊しなかった。う〜む、やってみるもんだな…。

と書けば、最初からうまく行ったように聞こえるが、実は…。


柱を
切っている最中に
 柱を切っている最中に、上からの荷重で切口が下がって来て、ノコギリの歯がはさまって抜けなくなってしまったのである。押しても引いてもビクともしない。まるで家に踏まれたかのような重さであった。

この失敗を生かして、2本目は「熊の木彫り作戦」で行くことにしたのであった。

みんなも柱を切るときは、樹木を切るときのようにクサビ形に切り込みを入れて切るといいよ。

しばらく登場していない藁の塊であるが、ちゃんと整列して倉庫で待っていてくれる。しかし、その周りは「夏撒き小麦」状態であった。このまま育つと、どうなるんだろう????

夏撒き小麦と藁塊

2012年8月9日

新築祝い

原野の師匠の新しい家が完成し、お披露目パーティーにご招待頂いたので、早速行って来ました。

さっさと行けば良いものを、道中で気になった所があると寄り道せずにはいられない夫婦は、せっせと未知のコースへとハンドルを切るのであった。

不思議な道標
まずはモアショロ原野。正式には「茂足寄原野」と書く。「足寄の奥地」を意味する言葉だ。それに続いて螺湾(らわん)と足寄(あしょろ)。さらに(停)の字が続く「線」の名前である。おまけに、足を擬人化した謎のキャラクターが蕗の葉っぱの傘をさして走ってるという、もはや何を言いたいのか分からない絵だ。

「茂足寄原野螺湾足寄停車場線」

と書かれても、読める人は極端に少ないであろう。こんなものを一生懸命読んでいると、読み終る前に道路からはみ出て崖下へ落ちてしまうであろう。

と言いながら、これを見るためにやって来た私は大変満足したのであった。私の知る限り、一番長い漢字名の道路である。

英語の説明パネル
しばらく未舗装の道路を走ると、阿寒国立公園内のオンネトー湯の滝に到着する。詳しくは上記の説明を読んで下さい。

雌阿寒岳と阿寒富士
さらに行くと、オンネトー越しに雌阿寒岳と阿寒富士が見える。我が家の庭から、隣の森越しに見える山々である。ここから見ても、我が家から見ても同じ姿であった。当り前か…。

ここから国道へ戻って、原野の師匠の家に向かう。かれこれ1時間のタイムロスであった。
原野の師匠宅の森伊蔵
到着すると、そこには師匠ご夫妻と森伊蔵が出迎えてくれ、さらにはテレビ局のスタッフも出迎えられ、いきなりテレビカメラに写ってインタビューされてしまった。ええ、きっとボツになると確信していましたので、好きなことを長々としゃべっておきました。へへへ。

披露パーティーですっかりご馳走になり、その夜はなんと新しい家を私達夫婦だけの貸切りにして頂いて、この新しい家で翌朝を迎えました。この家の最初の泊り客が私達とは…。ご夫妻の心意気と勇気に感謝です…。

この原野に建つ家は、その「開拓」としか呼びようの無い原野生活の中で、2年の歳月をかけて完成したのである。原野の状態からこの家が建つまでの始終をブログと現物でずっと見て来た私は、もう本当に自分自身のことのように嬉しかったのである。

そして、自分の家でも無いのに何だか「やり遂げた感」が湧いてしまって、今日も自分の家作りはサボっているという、困った状況になっている。むむむ。


家の中の犬防止柵
私も早く家を完成させなければ…。

2012年8月5日

あれからずっと庭に住み着いていたペモペモ。仲間も増えて、いつも数匹で庭先を飛び回っていた。晩秋から初冬にかけて鳴き声が聞こえなくなったので、どこかへ渡って行ったんだなと安心していた。
しかし、冬の間も時々だが鳴き声が聞こえたような気がしていたのである。姿が見えなかったので空耳か、何か他の種類の鳥だと思っていた。そんな事を繰り返している内に、春を迎え雪が少なくなって来た頃、やはりその鳴き声は聞き覚えがある気がしてならなかったのである。

何度もペモペモかと思ったが、渡り鳥が越冬するのは難しいし、肝心の姿を見せない。だが、普通の野鳥であれば、鳴いている時でも人間の足音が聞こえると鳴き止む。しかし、この鳴き声の主は、私の足音が近付いた時だけ鳴くのである。声の方へ近付くと距離を置いて離れるが、暫くするとまた近寄って来る。野性生物の本能が欠落したような行動だ。

結局、4月頃から姿がはっきり見えるようになり、その正体はペモペモであった。確信は無かったが、その行動があまりにも野性とはかけ離れているし、庭に生息する数羽の同種の仲間の中で1羽だけ行動が変なのである。やはりペモペモなんだろう。

至近距離で寛ぐ
常に一定の距離を置く
こうしてカメラを向けても、他の仲間は一斉に飛び立つが、こいつだけ逃げもせず悠然とカメラに収まる。そして鳴く。
 
ということで、ペモペモは今も元気に庭先に住んでいます。



とてもフレンドりーで警戒心が欠落した全く別の鳥だったりして…。