2018年6月21日

合流点

分水嶺のように別々に分かれる流れもあれば、それとは反対に合流するものもある。

例の大分水点から流れて来た川のひとつと、我が家の裏を流れる川が合流する地点がある。

左が流入河川、右が本流
本流である右側の濁った川は、本来であればこの川幅いっぱいに流れていたのだが、上流のダムがとんでもない量の取水を行うのである。この上流のダムこそが、例の謎の巨大建造物を通ってこの川の水を別の川へと文字通り横流ししているのである。そのせいで、この川には常にこの程度の水量しか流れていないのである。


ここでは詳しく書かないけれど、このような水系を跨いだ取水を行うことによって、台風などの豪雨時に甚大な被害が生じるのである。北海道建設部土木局(河川砂防課?)などは、この河川の氾濫を「想定外の降雨量で云々」などと言い訳しているのだが、これは起こるべくして起こった人災ともいえる災害だと思う。

まあ簡単に言えば、普段大した量の水を流していない河川はその平均水量に比例した量の水しか下流へ流すことが出来ないのである。川幅が広くたって残念ながらほとんど関係が無いのである。したがって、豪雨時だけに大量の水を流すような愚行は、局所的に河道閉塞と同じような現象を起こしてしまい、ついには堤防決壊などを引き起こしてしまう。
合流後も両者は混ざらない
ずっと混ざらない
さて、このように我が家の裏に流れている川はその上流に町営水道の水源となっていることからも分かるように、大変きれいな水質である。オリゴとベータの中間程度の水質階級だと思われる。我が家の水道も、もちろんその町営水道から引き込んでおり、味はまあまあ美味しいと言える。その水源は、例の動物標識のすぐ裏にある(だからどうした?)。