我が家の敷地内には40本以上の大きな木が生えているが、そのほとんどが針葉樹なので季節を問わず緑である。以前から、秋になると紅葉するカエデや北海道らしさが漂う白樺やナナカマドなどの広葉落葉樹が欲しいと思っていた。
確かに探せばそこらじゅうに生えているし、庭の隅で増えて邪魔になった樹木などは持ち主が「良かったらあげるよ、持って行って」等と快く言ってくれるのだが、これを持って行くのは結構大変である。考えただけで大変そうなので、これまでそれらの好意を生かすことが出来ず指をくわえて羨ましがっているだけであった。
そんなある日、近所に引越しして来た人が「うちの庭にも沢山生えているから持って行ってあげましょう」と言ってくれた。え?持って来てくれる?え?ホント?わーい!
後日、その隣人は庭木の適当なものを見繕って、十数本の白樺の幼木を持って来てくれたのである。おまけに移植作業までしてくれたのであった。
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庭に移植してくれている隣人 |
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綺麗に整列 |
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2人で手際良く |
私達ももちろん手伝おうとしたのだが、「危ないから離れて見ていて下さい」と言われ、ただただ見ているだけで十数本のシラカバは移植されたのであった。作業は隣人とその友人でとても手際良く行われ、先日隣の畑からもらって来たカエデの横に整然と並び、あと数年もすれば白樺並木になることであろう。
この後も日を改めて何度も移植を行ってもらい、合計60本以上のシラカバが我が家の敷地に植えられたのであった。本当にありがとうございます!
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町内の露天風呂 |
何も手伝わず汗ひとつかかずに大量のシラカバを手に入れた私達は、何を労うのか全く不明だがとりあえず町内の露天風呂へ行って源泉かけ流しを堪能するのであった。
この風呂の周囲は落葉樹が多く、湯舟にも大量の落葉が浮いたり沈んだりしていた。何年後には我が家でも落葉を見ながら露天風呂に入れるだろうか?
それにしても、なんて好運なんだ!