2023年10月26日

無限サイクル(その2)

 その後、勝手気ままに育ったエンドウ豆だが、日が経つにつれ豆らしい姿になっていったのである。

立派に育ったね

 途中の雨続きのせいで、収穫された豆の皮の部分にカビのようなものが発生したものの、中身はちゃんとエンドウ豆であった。

カビだらけ

 実の大小はあったものの、それぞれの鞘には豆がある。そしてその量はというと、

バケツの底一面に

 そしてこれが発芽にこぎつければ、その名の通り「無限豆苗」となるはず。早速、これを容器に水を入れて、この無限クンを放り込む。

発芽した!

 発芽したものは、見た目も味も豆苗そのものであり、美味しく頂きました。その後、あまった豆を今度は室内のプランターへ直播きしてみたのである。すると、

結実した! 
 ものの見事に3世が結実していたのである。これを収穫して発芽させてちょこっと成長すれば、

豆苗1世 → 成長した苗 →  豆 → 発芽 →  豆苗2世 → 成長した苗 →  豆 → 発芽 →  豆苗3世 

という具合に、見事に豆苗3世となる。

 

無限豆苗の実験成功!

 

なんか、うまく行くものだね、びっくりである。

2023年9月23日

オオイタドリ

名称

オオイタドリ(大分鳥、Parus minor)は、鳥綱スズメ目キュウシュウ科ダンジ属に分類される鳥類。九州地方の大分県の県鳥。毎年9月20日にはこの鳥を祀る祭事が行われる。

形態

全長は約14.5cmで、スズメと同じ大きさである。翼開長は約22 cm。体重は11-20g。上面は青味がかった灰色や黒褐色、下面は淡褐色の羽毛で覆われる。頭頂は黒い羽毛で覆われ、頬および後頸には白い斑紋が入るが、喉から胸部にかけて黒い斑紋に分断され胸部の明色部とは繋がらない。喉から下尾筒(尾羽基部の下面)にかけて黒い縦線が入る。翼の色彩は灰黒色。大雨覆の先端に白い斑紋が入り、静止時には左右1本ずつの白い筋模様の翼帯に見える。

分布

日本の九州地方の大分県にのみ生息する。個体数は比較的多く絶滅危惧種ではない。大分県と隣県との県境を超えると生息地は確認されず、他県ではこれまで発見されたという報告は無い。世界的に見ても行政区分を生息域の境として生息が確認された貴重な種である。

 

 

 えっと、

 

 

 なんてのは全くのウソで、「おおいたどり」とは「大イタドリ」、つまり大きなイタドリという植物のことである。

初めてこの名前を聞いたときは、このような鳥のことなのか?と頭の中を過り、いったい何の話なんだろうと思っていたのである。

 実際には、

オオイタドリは学名Reynoutria sachalinensis、英名「giant knotweed」や「Sakhalin knotweed」とも呼ばれる日本原産の多年草(冬は地上部が枯れる宿根草)で、北海道から中部以北までの日当たりの良い山野に自生しています。

オオイタドリはその名前からも分かる通りイタドリと比べて全体的にとても大きいのが特徴です。イタドリが草丈が2mまでしか伸びず葉の大きさが長さ約5(15)cm × 幅が約5(9)cmなのに対して、オオイタドリは草丈が4m近くまで成長する事があり、また葉も長さ15(40) × 幅が10(25)cmと非常に巨大で葉の基部が凹んでおりハート形をしています。

という植物のことである。そりゃそうだ。

背丈が3m近い

 これがロプノールとの散歩道の脇に密生しており、あまりにも見通しが悪いのでこの奥にクマが潜んでいませんようにと思いながら恐る恐る通過するのである。

という毎日の散歩環境の話でした。

うーむ、オチが無い……。

2023年7月31日

呼ばなくても来る?

 かれこれ10年近くになるだろうか?我が家の敷地に突然降って湧いたような巨石が出現したのである。こいつは写真では大したサイズに見えないが、現物は1トン近くあるのではないかという代物である。

まあ邪魔なものには違いないが、これを動かす労力とその邪魔さ加減を天秤にかけると、もの凄い勢いで放置側に傾く私の天秤であった。

空から降って来たのか、地面から湧き出て来たのか?
 

この写真の左側の茶色い所が隣家の牧草地で、右側が我が家の敷地、線状に見える緑が境界線である。

牧草地は10年前後、早い人は5年程度で「更新」という名の牧草地のやり直し作業を行うのである。それは、まず除草剤を撒いて既存の牧草を全滅させ、この写真のように枯れて一面茶色になるのを待って、巨大機械で地面を掘り起こし、漉いて、均して、転圧してという一連の作業を行うことである。

掘り起こし

なんか良く分からない作業

この辺りの土地は、地面の奥深くに大小様々な大きさの石、岩、小石が埋まっており、冬期の凍結と融解の繰り返しによって地表近くまで上昇して来るのである。そして、この掘り起こし作業を行うと結構な量の岩石が顔を出すのである。

 

はっ!

ということは、以前の更新作業によって出て来た巨石が我が家の敷地の放置されたのが原因じゃないのか?????

恐らくそうであろう。そして、フツフツと怒りが込み上げて……、ウソ。

多分、後で移動させようと思って一時的に我が家の敷地に置いて、そのまま忘れてしまっただけなんだろうな。

これで例の巨石の出処が判明したので、ちょっとだけスッキリしたよ。

でも、スッキリとはしたものの、この巨石の処遇については何の解決にもなってはいないのである。

 

巨石に向かって方向転換するブルドーザー

 ところがである、ここ10日程続いているこの一連の作業なのだが、今朝ロプノールと散歩に行こうとフト畑に目をやると、(写真を撮り損ねたけど)ブルドーザーが畑の方からこちらに向かって進んでいたのである。

作業員にしてみれば、単に畑を順に整地しているだけなのだが、私の目にはブルドーザーがこの巨石に向かって突進しているようにしか見えなかったのである。

いつも不思議でならないのだが、巨大石油タンクコンクリートの塊手の付けられない雑草地など、私が困っているといつも突然に、その解決に最適な機械類が最高のタイミングで登場(参上?)するのである。

そして今回もまたこれ以上ないタイミングと最適な機械が、この巨石に向かってやって来ているのである。もう迷わずブルドーザーに向かって手を振って交渉を始めたのであった。

そして、私と遊んでいる暇など微塵もない多忙な作業員さんなのだが、快く私のワガママな願いを承諾してくれたのであった。

ラッキー!

巨石の前でブルドーザーは方向転換を行い、巨石の後方からグググッと押してくれたのである。私が何度も挑戦してもビクともしなかったコイツは、いとも簡単に廃根の山まで押しやられ、たったの数秒でその姿を消したのである。

私がお礼を言おうとすると、この人は「ちょっと土地が凸凹になっちゃたから整地してあげるね」と言ってキレイに凸凹を均してくれました。おまけにこの部分の雑草も跡形もなく消えてしまい、追加のラッキーが舞い降りてきたのであった。

重機のパワー!!

いつもいつもラッキーなことが起こる、ここシアンルルであった。

2023年7月29日

無限サイクル

 あれから何度も購入している豆苗であるが、元気の良い品を買うと切って食べて育ててまた切ってを3回繰り返すことが出来るのである。もちろん、その回数と共に長さと太さは減少するものの、味はそれほど変わらない。

これまでの経験上、2回目の収穫で止めた苗はその後に地植えするとそれなりに育つのだが、3回目を終えたものはその余生も幕を閉じると思っていた。

しかし、この春に食したブツは3回目の収穫後も健気に新芽を伸ばし始めたのである。豆苗を育てても私の嫌いなエンドウ豆、つまりグリーンピースにしかならないので、どうしたものかと考え倦ねていたのだが、ほんの気まぐれで久しぶりに庭に植えることにしたのである。

 もちろん、育てるつもりもなく、肥料も水やりもナシ。ただ横に棒を差し込んでおいて「あとは勝手に育ちなさい」と言ってその存在は忘却の彼方へ…。

 その後、本当に忘れた頃に庭の隅で何やら不気味な蔓植物が育っていたのである。

なんだか見たことがある…

元気に育っているではないか…

 元の苗の束(?)から何本も生えて来ており、私が地面に突き刺した棒に寄ってたかってしがみつきながら成長を遂げていたのである。

 そしてその結実体の数はというと、なんと50体以上もあった。

さて、前回同様に困った。嫌いな食べ物が豊作である。

ところが友人が言うには「別に食べなくても、収穫した豆を栽培すればまた豆苗になるのでは?」

そ、そうか…、また育てれば良いのか……。思い付かなかったなあ。

 これで豆苗からエンドウ豆、そしてまた豆苗、そしてまた…。

 

無限豆苗サイクルの完成です。

2023年1月1日

謹賀新年2023

天気予報では曇りだったが元旦の朝になってみると空には雲が多いもののなんとかなりそうな気配。

6:50頃、雲の切れ目からサンピラーが出た直後に初日の出を見ることが出来ました。

写真写りは悪いけどサンピラー

スマホの露出計算が変だけどちゃんとした初日の出

ロプノールもじっと見る初日の出

ものの5分程で雲に隠れてしまった

 今年も綺麗な初日の出を見ることが出来て新年の始まりを清々しく迎えられました。

年の始まりを美味い酒で!

 本年もよろしくお願い致します。